シリアス (軽巡洋艦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/20 01:50 UTC 版)
| シリアス | |
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1942年6月17日、ポーツマスを出港するシリアス
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| 基本情報 | |
| 建造所 | ポーツマス海軍造船所 |
| 運用者 | |
| 艦種 | 軽巡洋艦 |
| 級名 | ダイドー級 |
| 艦歴 | |
| 起工 | 1938年4月6日 |
| 進水 | 1940年9月18日 |
| 就役 | 1942年5月6日 |
| 退役 | 1951年3月14日 |
| 最期 | 1956年10月15日にスクラップとして廃棄 |
| 要目 | |
| 基準排水量 | 5,600トン |
| 満載排水量 | 6,850トン |
| 全長 | 156m |
| 最大幅 | 15.4m |
| 吃水 | 4.3m |
| 機関 | パーソンズ型ギアードタービン |
| ボイラー | アドミラルティ式重油専焼三胴型水管缶4基 |
| 出力 | 62,000shp(46 Mw) |
| 推進 | 4軸 |
| 最大速力 | 32.25ノット |
| 燃料 | 重油 1,100トン |
| 航続距離 | 30ノットで2,414km 16ノットで6,824km |
| 乗員 | 480名 |
| 兵装 | 5.25インチ連装砲 4基 4インチ砲 1門 0.5インチ4連装機関銃 2基 4連装ポムポム砲 3基 3連装21インチ魚雷発射管 2基 |
| 装甲 | 舷側:3インチ(76mm) 甲板:1インチ(25mm) 弾火薬庫:2インチ(51mm) |
シリアス (HMS Sirius, 82) は、1940年進水のイギリス海軍の軽巡洋艦である。ダイドー級。艦名はおおいぬ座の恒星シリウスに由来し[要出典]、同名の艦船としては6代目。
艦歴
1938年4月6日起工。1940年9月18日進水。1942年5月6日竣工。
1942年8月、地中海でペデスタル作戦に参加。作戦後は大西洋で封鎖突破船の捜索や船団護衛などに従事した。
1942年11月、トーチ作戦に参加。以後地中海で活動する。12月2日、「シリアス」と軽巡洋艦「オーロラ」、「アルゴノート」、駆逐艦「キベロン」、「クエンティン」で構成されたQ部隊はシチリア海峡でイタリア駆逐艦「ニコロソ・ダ・レッコ」、「カミチア・ネーラ」、「フォルゴーレ」、水雷艇「クリオ」、「プロチオーネ」に護衛された船団を攻撃した。Q部隊は船団を全滅させ、「フォルゴーレ」を撃沈し、「ニコロソ・ダ・レッコ」と「プロチオーネ」を損傷させた。1943年7月、シチリア島侵攻作戦(ハスキー作戦)に参加。次いで9月には、ターラント(スラップスティック作戦)およびサレルノ(アヴァランチ作戦)への上陸作戦に参加した。
1943年10月、「シリアス」はドデカネス諸島戦役に投入された。10月7日、「シリアス」と軽巡洋艦「ペネロピ」 、駆逐艦「フォークナー」、「フュリー」は駆潜艇「UJ2111」に護衛された船団を攻撃し、1隻を除き全滅させた。10月17日、スカルパント島沖で爆撃により大損害を受けた。
修理はマッサワでおこなわれ、1944年2月に完了した。
6月、ノルマンディー上陸作戦に参加。8月、フランス南部への上陸作戦(ドラグーン作戦)に参加。10月、ギリシャ占領作戦に参加。
1949年に退役し、1956年に解体された。
外部リンク
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