シャラマー
シャラマー(釈羅摩)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 07:41 UTC 版)
天竺の大魔物。万能の存在であらゆる魔術を扱い、不老不死の薬である舎利湯を作り出すことができる。身長192センチメートル・体重78キログラム・実年齢は82歳で精神年齢は約25歳。長い耳たぶにイヤリングを装着し、左眉毛を剃り、髪型はアシンメトリーで前頭部が渦巻き状に刈り込まれている。両手の指にはそれぞれ火・水・木・金・土の刺青が施されている。舎利湯と人間を材料に、顔面の皮を繋ぎ合わせたシャツ・血管を寄り合わせて作ったズボン・臼歯のコンチョと歯茎のバックルで作られたベルトを着用している。これらの材料として使用された人間は舎利湯の力で死んでおらず、耳を澄ますと材料となった人間の苦痛の声が聞こえてくる。また、肺の中に雷公(ヘング)・風伯(ウィツィロポチトリ)・義和(トナティウ)という一本足の魔物を飼っており、「シャラマー愛の投げキッス」をすることでこれらの魔物を外に放つ。シャラマーに忠誠を誓った「十大弟子(じゅうだいでし)」を従えている。自身が大魔物であることを自覚しており、常に余裕の態度を崩さない。性格は冷酷かつ残虐で、苦悩する大力を面白い見世物として楽しんでいる。貝州の住人を材料に舎利湯を作成しようとするが、玄奘の「ヤショダラの眼」に興味を持ち、舎利湯作りを中止して魔術・両界五行山法で玄奘の実力を試す。
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