シャッタースピードと露出とは? わかりやすく解説

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シャッタースピードと露出

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/25 05:14 UTC 版)

シャッタースピード」の記事における「シャッタースピードと露出」の解説

露出 (写真)」も参照 ある被写体適正露出感度絞りシャッタースピード適切な組み合わせにより実現されるシャッタースピード適正露出相当するものより速い露出時間が短い)と露出アンダーとなり、遅い(露出時間長い)と露出オーバーになる。 適正露出シャッタースピードの関係は以下の通りである。 レンズ絞り値F値)が一定で、かつ、フィルム撮像素子感度一定であれば被写体明るいほど適正露出実現するシャッタースピード速く、暗いほど遅くなる被写体明るさ感度一定であれば絞り開いている(F値小さい)ほど適正露出シャッタースピード速くなり、絞り込むF値大きい)ほど遅くなる。この関係を相反則といい、フィルム撮影の元で長時間露出するなどによる、この関係の崩れ相反則不規(アンダーになったりやカラーバランス崩れたりする。)という。デジタル写真では長時間露出をすると長秒ノイズ発生し、これを除く処理が行われる。 なお、F値大きさ被写界深度小絞りボケ関係する被写体明るさと、絞り値一定であれば感度が高いほど適正露出シャッタースピード速く感度が低いほどシャッタースピード遅くなる。ただし、一般にフィルムでもデジタルカメラでも感度上がるほど画質粗くなるND減光フィルターPL偏光フィルターC-PL円偏光フィルターなど減光作用のあるフィルターレンズ装着すると、適正露出必要なシャッタースピード遅くなるこのため明るいところでスローシャッター切ったり、明るすぎてシャッター下りないときなど、NDフィルター使用することが適当である。絞りによってもシャッタースピード調節できるが、被写界深度変化したり、光の回折による小絞りボケなどを考慮に入れる必要がある。なおPLフィルター回転することにより減光程度変化し、また反射影響するなど特殊な効果生じるので、この目的使用するにあたって考慮する必要があるAE自動露出カメラにはシャッター速度優先AE絞り優先AEプログラムAEなどのモードがある。シャッタースピードコントロールして撮影する場合シャッター速度優先AE用いると便利である。希望するシャッタースピード合わせて絞り自動的に決定され適正露出撮影できる。また絞り優先AE撮影する場合光量一定であるとすると、絞りを開く(F値小さい)ほどシャッタースピード速く絞り込むF値大きい)ほど遅くなる。特に深い被写界深度パンフォーカス)を狙って大きく絞り込むときは、シャッタースピード遅くなるので、ブレ生じ可能性がある。

※この「シャッタースピードと露出」の解説は、「シャッタースピード」の解説の一部です。
「シャッタースピードと露出」を含む「シャッタースピード」の記事については、「シャッタースピード」の概要を参照ください。

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