紫香の舞【シコウノマイ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7774号 |
登録年月日 | 2000年 2月 22日 | |
農林水産植物の種類 | カーネーション | |
登録品種の名称及びその読み | 紫香の舞 よみ:シコウノマイ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小林泰生、谷川孝弘、坂井康弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「パール・ピンク」に(「リザ」×大文字ナデシコ)を交配して育成されたものであり,花は明赤紫色の平咲で,やや小輪の切花向きの品種である。草姿は直立,開花時草丈はやや高,節数は中である。茎の長径はやや細,折れの難易はやや難,茎の中央部の色は灰緑,ろう質の有無及び立茎数は中,1茎の側芽及び側枝数は少,側枝の着生位置は主に中部,節間長は中,最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は線形,先端部の形はとがる,葉巻き程度は巻く,最大葉長は中,葉幅はかなり狭,葉色は緑,ろう質は中である。つぼみの形は円柱形,大きさはやや小,花の重ねは八重,上から見た花形は円形,側面から見た花形は平咲,花径はやや小,表面の花色は明赤紫(JHS カラーチャート9206),裏面の花色は鮮紫ピンク(同9205),色彩模様は単一,花弁の波状程度は平,鋸歯の深さ,数及び長さは中,幅はやや狭,数は少,柱頭の露出の有無は有,ほう葉の形はⅡ型,数は4枚,長さはやや短,がくの形は円柱形,がく筒の色は緑,がくの太さはやや細,長さ及び花の香りは中である。開花習性は四季咲き,早晩性は早生,がく割れの難易性は難である。「パーヒューム」と比較して,側面から見た花形が平咲であること,花色が明赤紫であること,柱頭の露出が有ること等で,「ロートレック」と比較して,花径が小さいこと,花弁の鋸歯の深さが浅いこと,柱頭の露出が有ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に福岡県農業総合試験場園芸研究所(筑紫野市)において,「パール・ピンク」に(「リザ」×大文字ナデシコ)を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながらその特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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