ザ・ナイト・カムズ・ダウン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/26 02:13 UTC 版)
「ザ・ナイト・カムズ・ダウン」 | ||||||||
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クイーンの楽曲 | ||||||||
収録アルバム | 『戦慄の王女』 | |||||||
リリース | 1973年7月13日 | |||||||
録音 | 1972年1月7日[1] | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | 4分23秒 | |||||||
レーベル | EMI | |||||||
作詞者 | ブライアン・メイ | |||||||
作曲者 | ブライアン・メイ | |||||||
プロデュース | ルイ・オースティン | |||||||
『戦慄の王女』収録順 | ||||||||
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「ザ・ナイト・カムズ・ダウン」はイギリスのロックバンド、クイーンの楽曲である。
概要
ブライアン作曲でファースト・アルバム『戦慄の王女』に収録された楽曲。
1972年5月にディ・レーン・リー・スタジオでデモテープに録音された[注釈 1]。しかし、他のアルバムに収録されている曲とは違いトライデント・スタジオで再録音はされずに、ディ・レーン・リー・スタジオで録音されたデモ・テープをリミックスして収録された[2][3]。ブライアンによると 「“The Night Comes Down”を再録するのには絶対に反対だった。なぜなら既に私が望んでいた通りのサウンドだったから。そしてロイ・ベイカーもそれに共感してくれたんだ。彼は“わかるよ。それならリミックスだけにしよう”と言ってくれた」ということである。[4]
ブライアンは本作について「“The Night Comes Down”は、アコースティック・ギターを基調にしている。古き美しき僕のアコースティック・ギターだ。けれども、ギター・ハーモニーは、全てエレクトリック・ギターだ。当時、人々は『エレクトリック・ギターとアコースティック・ギターを混ぜ合わせるのは無理だ』と言っていた。エレクトリック・ギターはアコースティック・ギターにとっては音が大きすぎる、とね。僕は『まさか、冗談言うなよ。そんなのは、混ぜ合わせるバランスの問題でしかないんだ』と反論したものさ。“The Night Comes Down”はその実証のようなものだった。『そうだよ、僕らならこれをやれる。自分たちのルールを作れるんだ!』とね」と語っている[5][6]。またこのアコースティックギターは、すごく安いものを改造したものである[4]。
また歌詞には「Luce was high and so was I dazzling.」とあり、「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド」の言及が含まれる[7]。
リミックス
「ザ・ナイト・カムズ・ダウン (2024ミックス - シングル・ヴァージョン)」 | ||||
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クイーン の シングル | ||||
初出アルバム『『戦慄の王女(クイーンI)』コレクターズ・エディション』 | ||||
B面 | ザ・ナイト・カムズ・ダウン(バッキング・トラック) | |||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | EMI | |||
作詞・作曲 | ブライアン・メイ | |||
プロデュース | クイーン | |||
クイーン シングル 年表 | ||||
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『『戦慄の王女(クイーンI)』コレクターズ・エディション』から本作のリミックス版がシングル発売された。 ミックス・プロデュースは、ジャスティン・シャーリー=スミス、ジョシュア・J・マクレー、クリス・フレドリクソン[6]。
これに合わせて、ミュージック・ビデオが公開された。1970年代初期のイメージをもとに、AIによる映像と実際のクイーンの映像が織り交ぜられている。
ブライアンは 「当時の私はこう考えていた。“少なくともオリジナルが壊されずに残っている。これはひとつの代替案だ。そして、いつかオリジナルに戻れる日が来るかもしれない”ってね。そして今、それを成し遂げたんだ」と述べている。[4]
担当
※出典[8]
- フレディ・マーキュリー-リード・ボーカル
- ブライアン・メイ-エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、バッキング・ボーカル
- ロジャー・テイラー-ドラム、パーカッション、バッキング・ボーカル
- ジョン・ディーコン-ベース・ギター
脚注
注釈
出典
- ^ https://brianmay.com/on-this-day/on-this-day-in-queen-history-7-january/
- ^ “Queen Online › History › Discography”. web.archive.org (2007年12月9日). 2025年3月9日閲覧。
- ^ 『全曲解説シリーズ クイーン』シンコーミュージック・エンタテイメント、2006年10月20日、17頁。ISBN 4401630548。
- ^ a b c ItoMasaki (2024年11月12日). “ブライアン・メイが語る「The Night Comes Down」の歌詞と“改造された”アコギ”. uDiscoverMusic | 洋楽についての音楽サイト. 2025年3月12日閲覧。
- ^ 管理人 (2024年9月15日). “クイーン「The Night Comes Down」:デビューアルバムに収録されたブライアンによる優雅な佳曲”. uDiscoverMusic | 洋楽についての音楽サイト. 2025年3月8日閲覧。
- ^ a b “QUEENの10月発売のボックスセット「QUEEN I」からの先行シングル ”The Night Comes Down” の詳細情報が公開!”. BURRN! ONLINE. 2025年3月8日閲覧。
- ^ 管理人 (2023年7月11日). “クイーン『Queen / 戦慄の王女』制作秘話:1973年に発表された伝説の始まり”. uDiscoverMusic | 洋楽についての音楽サイト. 2025年3月8日閲覧。
- ^ Queen - Topic (2018-07-26), The Night Comes Down (Remastered 2011) 2025年3月8日閲覧。
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