サンウエーブ工業の誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 00:03 UTC 版)
終戦後、三菱電機の幹部と知り合う事がきっかけで、1946年(昭和21年)冷凍機の防熱工事を主とする三菱電機の下請け会社、菱和木工株式会社を設立。当初は順調であったが、次第に赤字続きとなる。 冷凍・冷蔵・製氷機等の施工をしながら、1948年(昭和23年)頃より家庭向け台所流しの生産を始め、東京木工株式会社(板橋工場)を買収し、板橋工場として開設、ステンレス加工製品と厨房家具の製造販売を開始。 菱和木工ではそれまでアルミ製やジュラルミン製の流し台を製造していたが、板橋工場設立以来ステンレス流し台の製造、販売の企業化を進め、次第に業績を上げて行く。それまでハンダ付けのステンレス流し台を製造・販売していたが、1954年(昭和29年)ステンレス薄板の直流式アルゴン溶接機による流し台の製造に成功する。 同年、菱和工業株式会社の子会社であった三中産業株式会社との新設合併をし、社名をサンウェーブ工業株式会社とする。 デパートや問屋等への販路を拡大する一方。昭和30年、相次ぐ販売店の倒産により売掛金の回収が出来ず多額の債務を背負い、倒産の危機に直面する。
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