コントラバスとの比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:38 UTC 版)
「エレクトリックベース」の記事における「コントラバスとの比較」の解説
エレキベースは、音域や演奏上のパートから見ればコントラバスの電気信号型と見なすこともできるが、その用途、構造、形状、発音方式、増幅方式などは概ねエレキギターに準じており、実態は低音域を演奏することに特化したエレキギターとも言える。 エレキベースとコントラバスの主な違いは以下の通り: コントラバスエレキベース備考サイズ・等身大ほどの大きさ ・通常のギターとほぼ同等 [1] 両者は弦長(スケール)が異なる為に、指板を押さえるポイントが異なる。またテンションが違う為に演奏性や音質が異なる。 演奏形態・楽器脇に立って弾く・専用の椅子に座って弾く ・立って肩から吊るして弾く・着席し膝の上に乗せて弾く 奏法・ボウイング・ピッツィカート・スラッピング・グリッサンド・タッピング ・ピッキング・スラッピング・タッピング・グリッサンド 独特の音響効果を得るためにエレキギターでボウイングをすることは稀にあるが、エレキベースでボウイングをすることはまずない。 フレット・ない ・ある [2] フェンダー社最古のエレキベース商標は「プレシジョン・ベース」である。「プレシジョン」とは英語で「正確」という意味で、フレットを付けたことにより誰でも容易に正確な音程を出せるようになったことを表した命名である。コントラバスにはフレットがないので、ある程度の修練を積んだ者でなければ正確な音程で弾くことは難しい。 1. ^ アコースティックギターのような厚みがなく、ネックの部分はやや長め(詳細は「クラシックギターとエレキギター」の項を参照)。2. ^ ただしフレットのついていない特殊なエレキベースも存在する(詳細は「フレットレス ベース」の項を参照)。
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