コロイド状銀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 05:36 UTC 版)
1990年代から、「コロイド状銀」は根拠のない代替医療製品として販売されており、有効性が主張されているが、一部の管区では違法となっている。医学当局は、公表された医学文献にあるように、立証された効能の欠如と副作用の危険性のためにコロイド状銀製剤の使用に対して勧告を行った。 コロイド状銀製剤は、活性な殺菌性の銀イオンよりもむしろ、不活性な金属銀が主に運ばれる。生体内においてコロイド状銀の効能を支持するエビデンスは存在しない。いくつかの試験管試験においては、コロイド状銀に抗菌効果が示されたが、インターネット上で市販されるコロイド状銀溶液を用いた2004年の研究ではそのような効果は示されなかった。ごく最近では、ナノ-コロイド状銀製品が銀皮症を引き起こさないという主張がされるが、独立した研究が不足しているため引き起こすとも引き起こさないとも証明されていない。 コロイド状銀の使用による銀皮症の著名なケースとしては、2002年および2006年にモンタナ州のアメリカ合衆国上院に立候補したリバタリアン党のスタン・ジョーンズ(英語版)がいる。ジョーンズは2000年問題によって抗生物質が入手できなくなることを恐れ、自家製の銀製剤を消費するによって銀皮症となった。ジョーンズは、最もよく知られている写真は「加工されたものである」と主張したにもかかわらず、彼の特異な肌の着色は失敗した選挙運動についてのメディア報道によって顕著に特集された。ジョーンズは、戦術として彼の銀色の容貌を利用したわけではないと断言した。彼は民間療法としてのコロイド状銀の使用を推奨し続けており、肌の色が変わったことを除けば彼が健康であることはコロイド状銀の使用の結果であると述べている。 2007年12月20日、世界の報道機関はカリフォルニア州のポール・キャラソンについて公表した。彼は顔にできた膿瘻、皮膚炎、呑酸および他の問題を治療するために、蒸留水、塩および銀を使って自ら調剤したコロイド状銀を作成、使用した後、全身の皮膚が徐々に青く変化していった。これは、彼がコロイド状銀を長年に渡って毎週1 ガロン飲み続けたために起こった。
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