ゲーム版と他メディア版との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 14:33 UTC 版)
「タン・フー・ルー」の記事における「ゲーム版と他メディア版との関係」の解説
『餓狼』においてテリーとアンディはタンが養父ジェフの師匠であったことは(少なくとも対戦するまでは)知らず、またタンもジェフが孤児の2人を引き取り養育していたことはジェフの死後、2人がギースへの復讐を誓って旅立ったあとに知ったという設定になっている。細井雄二執筆の『コミックボンボン』掲載コミックは、この設定に準拠している。 一方、アニメ『バトルファイターズ餓狼伝説』においてはストーリー展開の関係からテリーやアンディとは旧知の間柄で、2人もジェフに育てられていた幼少時から彼を「タン先生」と呼び慕っていた。『餓狼SP』での対タン戦で勝利した際のテリーとアンディの台詞にある「タン先生」という呼び方は、このアニメ版からフィードバックされたものである。また前述されている八極聖拳や、ギースが伝承者に選ばれなかった怨みと秘伝書を目的にジェフを殺害したという設定も、全てアニメ版での描写が『餓狼SP』以降の設定に組み込まれたもの。 なおアニメ版における八極聖拳の創始者はタンではなく、古来から続いてきた八極聖拳を先代から受け継いでいる。これはアニメ版の脚本を手がけた山田隆司が執筆した、アニメ版ベースの小説(小学館スーパークエスト文庫)で明らかにされた。この小説では、タンが時の権力者による迫害から逃れるために中国を離れて来訪した日本で山田十平衛と知り合い、同じ格闘家として腕を競い合う親友となった過去や、アンディは当初タンの紹介で十平衛から柔道を学ぶために来日するが、紆余曲折の末に十平衛から不知火半蔵を紹介されて不知火流体術=骨法を学ぶようになったという経緯が描写されている。
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