ゲーム版におけるアルチョムの人物描写について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 04:15 UTC 版)
「メトロ2033」の記事における「ゲーム版におけるアルチョムの人物描写について」の解説
一人用のFPSでは、プレイヤーを物語の世界に没入させるための手法として主人公を無口にさせる事が多い。そのためか、原作では台詞の多いアルチョムもゲーム版においては無口である。とはいえ、やはり小説原作という事もあってか、ステージ間にあるロード時間には彼自身の複雑な心境の吐露や細かい状況の解説といった「文学的」な内容のナレーションを行う。 ゲームのアルチョムは義父アレックス(原作のサーシャ)の友人であるハンターを尊敬しているが、彼が偵察から生きて戻らなかったために生まれて初めて故郷から外へと出ることとなる。この旅立ちの件は義父には内緒であり、真実を言わずに故郷を後にしたことを案じたり、危険なメトロを通過することへの恐怖を語るなどの原作に準じた描写もある。そのため、「無口なFPSの主人公」としては人間らしさの描写が多い。 なおゲーム版では彼自身の事にあまり言及されておらず、箱のイラストなどでも素顔が明かされない(基本的にガスマスク姿)。ほんの一部のムービーパートではガスマスク越しの彼の姿が写し出されるが、痩せた黒髪の青年とまでしか表現できない。
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