ゲルト・クトゥア・ラスティニアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 00:20 UTC 版)
「皇国の守護者」の記事における「ゲルト・クトゥア・ラスティニアン」の解説
鎮定第2軍団参謀長、少将。〈帝国〉本領軍所属。質の悪い騎手に責めさいなまれた悍馬のような顔の男。えらがはった顔に配されたすべてが、今にもきしみ音を立てそうに見え、中背痩身の体格が、そうした印象をさらに強めている。〈帝国〉本領貴族であるが没落貴族であり、貧困の最中両親が死去。以降軍に入り栄達することで兄弟家族を養ってきた。勉学に励み、上には媚び下には辛く当たる。それが卑しいこととは知りつつも、極貧の暮らしから抜け出す術を他に見出すことができなかった。自分がどこか歪んだ性格をしていることを少なからず自覚しており、どこか人間というものを理解できないでいる。参謀としては優秀であったが、指揮官としての才に恵まれなかったことが原因であるようだ。六芒郭へ無謀な索敵攻撃を行ないユーリアに叱責される。以前からユーリアに対していい感情を抱いて来なかったが、六芒郭攻防戦に入ってからはその思いがさらに強まり、ユーリアが本領軍を捨て石扱いするのではないかと懸念、鎮定第2軍団の指揮官であるアラノック中将が戦死したこともあり、ユーリアの排除に動く。その後、新たに鎮定軍司令官として派遣されたマランツォフ元帥に鎮定軍参謀長に認定され、中将に昇進。
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