芸北の晩秋【ゲイホクノバンシュウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11308号 |
登録年月日 | 2003年 3月 26日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 芸北の晩秋 よみ:ゲイホクノバンシュウ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 大膳秀行、片桐守 | |
品種登録者の住所 | 広島県山県郡芸北町字川小田66-4、広島県山県郡芸北町字川小田139-1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大膳秀行、片桐守 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、育成者所有の「ハイジ」の変異株からの育成系統を母系とし、「ヌーベル」を父系とする交雑品種であり、花は青白色で内面中部及び外面に明紫青色のぼかしが入る切花向きの極晩生種である。植物体の形状は直立性、草丈は120~159cmである。茎の直径は5.0~7.9mm、横断面の形状は4稜形、上部の色は淡緑、着色程度は中である。1節側枝発生数は1~4、2節以上の側枝発生数は1~6、1節側枝発生位置は中部~下部である。葉長は7.0~9.9cm、葉幅は3.0~3.9cm、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は13~16、茎当たりの総花数は50~69である。花冠の形状は鐘形、長さは6.0~6.9cm、直径は1.6~1.9cm、先端の直径は4.0cm以上、転回はやや外反転、花冠内面上部の色は青白(JHS カラーチャート7601)、中部及び外面の色は青白(同7601)に明紫青(同7604)のぼかしが入る、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は少、外面の斑点及び縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは10~11mm、幅は12mm以上、形状はⅢ型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は極晩で、育成地(広島県山県郡芸北町)では10月上中旬である。「初冠雪」及び「スカイブルーしなの3号晩生」と比較して、花冠内面上部の色が青白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、育成者所有の「ハイジ」の変異株の選抜系統を母系とし、「ヌーベル」を父系とする交雑品種であり、平成8年から育成者のほ場(広島県山県郡芸北町)において交配組合せ検定試験を実施し、10年から特性調査行い、11年に目標とする特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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