クーラウとは? わかりやすく解説

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クーラウ

【英】:Kuhlau, Friedrich
[デンマーク]  1786~1832

2007年5月 執筆者: 朝山 奈津子

ドイツ生まれ作曲家、のちにデンマーク亡命ハンブルク音楽学びピアニストとして活動始めるが、1810年ナポレオン侵攻に際してコペンハーゲン逃れ以降北欧過ごしたコペンハーゲンでは宮廷室内音楽家地位得てオペラ残している。また、ピアニストとしてスカンジナヴィア諸国演奏旅行し、とくにスウェーデン貴族多く弟子持った1825年ヴィーン訪れた際にベートーヴェン会っている。28年コペンハーゲン名誉教授号贈られた。
ピアノフルート作品とりわけ佳作が多い。ソナチネでは、小規模で高度な演奏技術要求しないにも拘らず簡明かつ流麗な旋律華やかな効果生む。3楽章ソナタにおいては緩徐楽章音色陰影感情表現初期ロマン派特徴顕れている。

ピアノ独奏曲

ピアノ合奏

室内楽

管弦楽ピアノ


クーラウ

名前 Kuhlau

フリードリヒ・クーラウ

(クーラウ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 13:12 UTC 版)

フリードリヒ・クーラウ
Friedrich Kuhlau
基本情報
生誕 (1786-09-11) 1786年9月11日
神聖ローマ帝国  ハノーファー選帝侯領ユルツェンドイツ語版
死没 (1832-03-12) 1832年3月12日(45歳没)
 デンマークコペンハーゲン
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ダニエル・フリードリヒ・クーラウ(Daniel Friedrich Rudolph Kuhlau, 1786年9月11日 - 1832年3月12日)は、ドイツ生まれの作曲家。後にデンマークの首都コペンハーゲンに移住した。

フルートの作品を数多く作曲し、同時代の作曲家ベートーヴェンに作風が似ていたため「フルートのベートーヴェン」と呼ばれることもある。

「ピアノのためのソナチネ」は、ピアノ学習者により演奏される機会が多い。日本の楽譜出版社から出ている『ソナチネアルバム』で、クーラウの曲は作品20の3曲(第1番 - 第3番[注釈 1])と作品55の6曲(第1番 - 第6番[注釈 2])、作品88では4曲のうち2曲(第1番、第2番[注釈 3])が採用される。Op. 20-1(作品20-1)はソナチネ・アルバム第1巻の冒頭に収録された作品ということもあり、ピアノ学習者には耳に馴染みが深いが、Op. 55-3以降はかなり長くなり、子供の演奏者にはかなりの集中力を要求する。第2巻に収録されている作品88の4つのソナチネは上記の2曲のみで、他では第3番イ短調、第4番ヘ長調も存在する。その他にもクーラウのソナチネは作品59(3曲)、作品60(3曲)、連弾ソナチネ作品44(3曲)が残されている。

生涯

脚注

注釈

  1. ^ 第1巻に収録。
  2. ^ 第1番 - 第3番は第1巻、第4番 - 第6番は第2巻にそれぞれ収録。
  3. ^ 第2巻に収録。

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