クーデターによる失脚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 13:28 UTC 版)
「オマル・アル=バシール」の記事における「クーデターによる失脚」の解説
2019年4月11日、2018年から続くスーダンでの大規模な抗議活動(英語版)を受け、スーダン国防軍や治安機関から出された辞職勧告を受諾し、国防軍によって身柄を拘束された。軍主導の暫定政権樹立に向けた協議が開始され、バシール政権は30年で幕を下ろすこととなった(2019年スーダンクーデター)。4月16日、バシールは首都ハルツームにあるコベル刑務所へと身柄を移された。また同日、隣国ウガンダはバシールより亡命を打診されれば受け入れると表明した。 2019年4月21日、暫定政権はバシルの自宅からユーロやアメリカドルからなる1億1300万ドル相当の現金を発見したことを発表。外国通貨を不正に所持していた疑いで捜査が行われることとなった。 暫定政権下の司法当局は同年5月13日、前年からの抗議デモ参加者の殺害への関与・扇動容疑でバシルを訴追したことを明らかにした。ただし、暫定政権は国際刑事裁判所への引き渡しは拒否している。 12月14日、首都ハルツームの裁判所は、汚職と外貨の不正蓄財の罪でバシルに懲役2年の実刑判決を言い渡した。高齢であることから刑務所ではなく、別の施設で拘束されるという。
※この「クーデターによる失脚」の解説は、「オマル・アル=バシール」の解説の一部です。
「クーデターによる失脚」を含む「オマル・アル=バシール」の記事については、「オマル・アル=バシール」の概要を参照ください。
- クーデターによる失脚のページへのリンク