クーデターと暫定政権、大統領へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 21:32 UTC 版)
「フランソワ・ボジゼ」の記事における「クーデターと暫定政権、大統領へ」の解説
2003年3月15日、ボジゼの勢力はパタセ大統領が国外にいる間を狙って首都バンギに入り、権力を掌握することに成功する。この時パタセ大統領はニジェールの会議から戻っている最中だったが、ボジゼの勢力が空港を支配下に入れていたため着陸することができなかった。このため、パタセ大統領はカメルーンに避難し、後にトーゴに移っている。 ボジゼはすぐにアベル・グンバを首相に指名し、12月にはグンバを副大統領にして新たにセレスタン・ガオムバレを首相とした。さらに、1995年に制定された憲法を凍結し、それ以前の旧憲法と同様のものを新たな憲法として国民投票にかけ、2004年12月5日に承認された。ボジゼは当初、後に行われる大統領選挙には立候補しないと表明していたが、憲法改正の国民投票が成功裏に終わった後の12月11日、立候補の意思を表明した。12月30日、翌年前半に予定された大統領選挙に立候補する5人の候補者のうちの1人となった。 2005年3月13日に行われた第1回投票で、ボジゼは43%弱の票を得た。過半数の票を獲得する者がいなかったため、次点であったパタセ政権での元首相マルタン・ジゲレと第2回投票を行うこととなった。5月8日に行われた決選投票の結果は、5月24日に公式発表され、ボジゼが得票率64.6%で勝利した。これを受けて。6月11日に就任の宣誓を行っている。
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