クローン訓練生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:24 UTC 版)
「スター・ウォーズにおける戦いの一覧」の記事における「クローン訓練生」の解説
カミーノでは、日々クローン・トルーパーが製造されていた。コマンダー・コーディや、キャプテン・レックス、コマンダー・ウォルフなど、戦場で大きな戦功を挙げる勇敢なトルーパーもいたが、その陰では落伍者も存在していた。 CT-782(ヘヴィ)、エコー、ドロイドベイト、CT-4040、ファイブスは、ドミノ分隊と呼ばれる分隊のメンバーだった。ドミノ分隊は、同時期に訓練を受けたブラボー分隊などの他の分隊と比較すると、チームワークに大きな問題を抱えていた。賞金稼ぎのブリック教官は彼らを落ちこぼれと嘲るが、もう一人の教官エル=レスは分隊の才能と可能性を信じていた。訓練の責任者であるシャク・ティは、ブリックに賛成する立場をとった。カミーノアンのラマ・スーはドミノ分隊に対して「失敗作」、いわゆる"問題クローン"の烙印を押し、彼らは実戦投入を認められずにいた。ドミノ分隊のチームワークは一向に改善せず、仲間を見捨てたせいで、五人は昇格試験を失格とされてしまう。ファイブスとエコーはシャク・ティと面会。他の部隊への転属を願い出たが、シャク・ティはチームワークの大切さについて二人に話し、追試を命じたのだった。 一方でCT-4040は、ブリック教官と会い挑発を受ける。ブリックの目的は分隊を切り捨てる口実にするためだが、CT-4040はこれを拒否。ブリックからは「そういうやつを『カタップ』(自慢屋)というんだ!」といわれ、CT-4040はそれを気に入り、その瞬間からニックネームを「カタップ」としたのだった。同じころ、CT-782は試験を諦めて脱走しようとしていた。すると遺伝子の不具合がある雑用係のクローン99がCT-782に声をかけ、チャンスを与えられなかった自分と違い彼には可能性が残っていることを諭してヘヴィことCT-782の心を動かした。 翌日、追試に臨んだヘヴィ、エコー、ドロイドベイト、カタップ、ファイブスの5人は、それまでと打って変わったチームワークの良さを発揮し、分離主義者の刑務所、「シタデル」を想定して作られたコースを攻略。ついに、砦の目の前までやって来た。しかし、砦の前に付くと、壁をよじ登る為のアセンション・ケーブルが無いことに気付く。ブリックがわざと隠したのだ。エル=レスは中止を申し出るが、シャク・ティは「戦場ではフェアプレーなどありえない」と言い、訓練を続行させた。ドミノ分隊は即興で作戦を立て、要塞の砲台を破壊して足場に使い、砦の上に立つビーコンを奪取、見事追試をクリアした。問題クローンたちを認めたブリックは、エル=レスと共にドミノ分隊にメダルを授与した。ヘヴィは99と再会を約束し、自分のメダルを渡した。シャク・ティは「フォースが共にあるように」と告げ、クローン・トルーパーたちは戦場へと旅立った。
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