クリスティナ・ムラデノビッチとは? わかりやすく解説

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クリスティナ・ムラデノビッチ

(クリスティナ・マダナビッチ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/12 01:03 UTC 版)

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クリスティナ・ムラデノビッチ
Kristina Mladenovic
クリスティナ・ムラデノビッチ
基本情報
愛称 Kiki
国籍 フランス
出身地 同・サン=ポル=シュル=メル
居住地 スイス・ポラントリュイ
生年月日 (1993-05-14) 1993年5月14日(27歳)
身長 184cm
体重 60kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2009年
ツアー通算 20勝
シングルス 1勝
ダブルス 19勝
生涯獲得賞金 11,540,424 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2016)
全仏 ベスト8(2017)
全英 3回戦(2015・18)
全米 ベスト8(2015)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 優勝(2018)
全仏 優勝(2016・19・20)
全英 準優勝(2014)
全米 準優勝(2016・18)
優勝回数 4(豪1・仏3)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 優勝(2014)
全仏 準優勝(2013)
全英 優勝(2013)
全米 ベスト4(2013)
優勝回数 2(豪1・英1)
国別対抗戦最高成績
フェド杯 準優勝(2016)
ホップマン杯 優勝(2017)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 10位(2017年10月23日)
ダブルス 2位(2016年10月24日)
2018年12月3日現在

クリスティナ・ムラデノビッチKristina Mladenovic, セルビア語: Кристина Младеновић, 1993年5月14日 - )は、フランス・サン=ポル=シュル=メル出身の女子プロテニス選手。4大大会の女子ダブルスで2勝、混合ダブルスで2勝を挙げている。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高位はシングルス10位、ダブルス2位。これまでにWTAツアーでシングルス1勝、ダブルス19勝を挙げている。姓はマダナビッチ、マラデノビッチとも表記される。

来歴

ムラデノビッチは7歳からテニスを始める。両親はユーゴスラビア系であり父ドラガンは1984年ロサンゼルス五輪で金メダルを獲得したハンドボール選手で、母はバレーボール選手である。

2008年全仏オープン女子ダブルスに主催者推薦で4大大会に初出場。エミリー・ロワと組み1回戦で杉山愛&ダニエラ・ハンチュコバ組に 5–7, 5–7 で敗れた。

2009年全豪オープンでシングルスにも初出場し1回戦でパティ・シュナイダーに 6–2, 4–6, 2–6 で敗れた。2009年全仏オープンジュニア女子シングルスで優勝しこの年にプロに転向する。 2012年7月のロンドン五輪でオリンピックに初出場した。アリーゼ・コルネと組んだダブルスに出場し中国の彭帥&鄭潔組に 1–6, 7–6, 3–6 で敗れた。8月のロジャーズ・カップでクラウディア・ヤンス=イグナシクと組んだダブルスの決勝でナディア・ペトロワ&カタリナ・スレボトニク組を 7–5, 2–6, [10–7] で破りツアー初優勝を果たした。全米オープンでは1回戦でマリナ・エラコビッチを 7–5, 6–4 で破り4大大会シングルスの初勝利を挙げた。2回戦では第17シードのアナスタシア・パブリュチェンコワを 6–1, 6–2 で破り3回戦に進出した。3回戦ではマリオン・バルトリに 2–6, 4–6 で敗れた。11月の台北大会(WTAの下部大会)ではシングルスとダブルスの双方で優勝した。

2013年2月のGDFスエズ・オープンでは準々決勝でペトラ・クビトバを 6-3, 6-4 で破り初めてトップ10プレイヤーから勝利を挙げた。ブラジル・テニス・カップでもベスト4に進出し3月18日付のランキングで48位となりトップ50入りを果たした。

2013年全仏オープンではガリナ・ボスコボワと組んだ女子ダブルスでベスト8に進出した。ダニエル・ネスターと組んだ混合ダブルスで決勝に進出しルーシー・ハラデツカ&フランティシェク・チェルマク組に 6-1, 4-6, [6-10] で敗れ準優勝となった。ウィンブルドンでもネスターとの混合ダブルスで決勝に進出し、第1シードのリサ・レイモンド&ブルーノ・ソアレス組を 5–7, 6–2, 8–6 で破り初の4大大会タイトルを獲得した[1]

2014年全豪オープンでもネスターとの混合ダブルスで決勝に進出した。決勝ではサニア・ミルザ&ホリア・テカウ組を 6–3, 6–2 で破り4大大会混合ダブルス2勝目を挙げた。全仏オープンではシングルス1回戦で第2シードの李娜を 7-5, 3-6, 6-1 で破る波乱を起こし、3回戦まで進出した。3回戦ではアンドレア・ペトコビッチに 4-6, 6-4, 4-6 で敗れた。

2014年ウィンブルドン選手権ではティメア・バボシュと組んだ女子ダブルスで決勝に進出した。決勝ではサラ・エラニ&ロベルタ・ビンチ組に 1–6, 3–6 で敗れ準優勝となった。

2016年全仏オープンではキャロリン・ガルシアと組んだダブルスで決勝に進出した。決勝ではエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組を 6–3, 2–6, 6–4で破りツアー初の4大大会タイトルを獲得した。8月のリオ五輪で2度目のオリンピックに出場した。シングルスでは2回戦でアメリカのマディソン・キーズに 5-7, 7-6(4), 6-7(5) で、ガルシアとのダブルスでは初戦で日本の土居美咲&穂積絵莉組に 0-6, 6-0, 4-6 で敗退した。全米オープンではダブルス決勝でベサニー・マテック=サンズ&ルーシー・サファロバ組に 6–2, 7–6(5–7), 4–6 で敗れ準優勝となった。

2017年のサンクトペテルブルク・レディース・トロフィーで決勝でユリア・プチンツェワに 6-2, 6-7(3), 6-4 で勝利し、シングルス初優勝を果たした。2017年全仏オープンはベスト8に進出した。2017年10月23日付のランキングで10位となりトップ10入りを果たした。

2018年全豪オープン女子ダブルスではティメア・バボシュと組み決勝でエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組を 6–4, 6–3 で破り優勝した。全米オープンでは決勝でアシュリー・バーティ&ココ・バンダウェイ組に 6–3, 6–7(2), 6–7(6) で敗れ準優勝となった。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 8回 (1勝7敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2015年5月23日 ストラスブール クレー サマンサ・ストーサー 6–3, 2–6, 3–6
準優勝 2. 2016年6月12日 スヘルトーヘンボス ココ・バンダウェイ 5–7, 5–7
準優勝 3. 2016年10月16日 香港 ハード キャロライン・ウォズニアッキ 1–6, 7–6(4), 2–6
優勝 1. 2017年2月5日 サンクトペテルブルク ハード(室内) ユリア・プチンツェワ 6–2, 6–7(3), 6–4
準優勝 4. 2017年3月4日 アカプルコ ハード レシア・ツレンコ 1–6, 5–7
準優勝 5. 2017年4月30日 シュトゥットガルト クレー ラウラ・シグムント 1–6, 6–2, 6–7(5)
準優勝 6. 2017年5月13日 マドリード クレー シモナ・ハレプ 5–7, 7–6(5), 2–6
準優勝 7. 2018年2月4日 サンクトペテルブルク ハード (室内) ペトラ・クビトバ 1–6, 2–6

ダブルス: 33回 (19勝14敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2011年6月12日 コペンハーゲン ハード
(室内)
カタジナ・ピーター ヨハンナ・ラーション
ジャスミン・ヴェール
6–3, 6–3
優勝 1. 2012年8月12日 モントリオール ハード クラウディア・ヤンス=イグナシク ナディア・ペトロワ
カタリナ・スレボトニク
7–5, 2–6, [10–7]
優勝 2. 2012年9月16日 ケベック・シティー ハード
(室内)
タチヤナ・マレック アリシア・ロソルスカ
ヘザー・ワトソン
7–6(5), 6–7(6), [10–7]
優勝 3. 2013年2月23日 メンフィス ハード
(室内)
ガリナ・ボスコボワ ソフィア・アルビドソン
ヨハンナ・ラーション
7–6(5), 6–3
優勝 4. 2013年4月7日 チャールストン クレー ルーシー・サファロバ アンドレア・フラバーチコバ
リーゼル・フーバー
6–3, 7–6(6)
準優勝 2. 2013年4月28日 マラケシュ クレー ペトラ・マルティッチ ティメア・バボシュ
マンディ・ミネラ
3–6, 1–6
優勝 5. 2013年5月4日 オエイラス クレー 詹皓晴 ダリヤ・ユラク
カタリン・マロシ
7–6(3), 6–2
優勝 6. 2013年7月13日 パレルモ クレー カタジナ・ピーター カロリナ・プリスコバ
クリスティナ・プリスコバ
6–1, 5–7, [10–8]
優勝 7. 2013年10月13日 大阪 ハード フラビア・ペンネッタ サマンサ・ストーサー
張帥
6-4, 6-3
準優勝 3. 2014年1月4日 ブリスベン ハード ガリナ・ボスコボワ アーラ・クドゥリャフツェワ
アナスタシア・ロディオノワ
3-6, 1-6
準優勝 4. 2014年2月2日 パリ ハード
(室内)
ティメア・バボシュ アンナ=レナ・グローネフェルト
クベタ・ペシュケ
7-6(7), 4-6, [5-10]
優勝 8. 2014年3月1日 アカプルコ ハード ガリナ・ボスコボワ ペトラ・チェトコフスカ
イベタ・メルツァー
6–3, 2–6, [10–5]
準優勝 5. 2014年6月20日 スヘルトーヘンボス ミハエラ・クライチェク マリーナ・エラコビッチ
アランチャ・パラ・サントンハ
6–0, 6–7(5), [8–10]
準優勝 6. 2014年7月5日 ウィンブルドン ティメア・バボシュ サラ・エラニ
ロベルタ・ビンチ
1–6, 3–6
準優勝 7. 2014年8月17日 シンシナティ ハード ティメア・バボシュ ラケル・コップス=ジョーンズ
アビゲイル・スピアーズ
1–6, 0–2, 途中棄権
優勝 9. 2015年2月21日 ドバイ ハード ティメア・バボシュ ガルビネ・ムグルサ
カルラ・スアレス・ナバロ
6–3, 6–2
優勝 10. 2015年5月1日 マラケシュ クレー ティメア・バボシュ ラウラ・シグムント
マリナ・ザネフスカ
6–1, 7–6(5)
優勝 11. 2015年5月17日 ローマ クレー ティメア・バボシュ マルチナ・ヒンギス
サニア・ミルザ
6–4, 6–3
優勝 12. 2015年8月8日 ワシントンD.C. ハード ベリンダ・ベンチッチ ララ・アルアバレナ
アンドレヤ・クレパーチ
7–5, 7–6(7)
準優勝 8. 2016年1月15日 シドニー ハード キャロリン・ガルシア マルチナ・ヒンギス
サニア・ミルザ
6–1, 5–7, [5–10]
準優勝 9. 2016年2月20日 ドバイ ハード キャロリン・ガルシア 荘佳容
ダリヤ・ユラク
4–6, 4–6
優勝 13. 2016年4月10日 チャールストン クレー キャロリン・ガルシア ベサニー・マテック=サンズ
ルーシー・サファロバ
6–2, 7–5
優勝 14. 2016年4月24日 シュトゥットガルト クレー キャロリン・ガルシア マルチナ・ヒンギス
サニア・ミルザ
2–6, 6–1, [10–6]
優勝 15. 2016年5月6日 マドリード クレー キャロリン・ガルシア マルチナ・ヒンギス
サニア・ミルザ
6–4, 6–4
優勝 16. 2016年6月5日 全仏オープン クレー キャロリン・ガルシア エカテリーナ・マカロワ
エレーナ・ベスニナ
6–3, 2–6, 6–4
準優勝 10. 2016年9月11日 全米オープン ハード キャロリン・ガルシア ベサニー・マテック=サンズ
ルーシー・サファロバ
6–2, 7–6(5–7), 4–6
準優勝 11. 2016年10月9日 北京 ハード キャロリン・ガルシア ベサニー・マテック=サンズ
ルーシー・サファロバ
4–6, 4–6
優勝 17. 2018年1月26日 全豪オープン ハード ティメア・バボシュ エカテリーナ・マカロワ
エレーナ・ベスニナ
6–4, 6–3
準優勝 12. 2018年5月12日 マドリード クレー ティメア・バボシュ エカテリーナ・マカロワ
エレーナ・ベスニナ
6–2, 4–6, [8–10]
優勝 18. 2018年6月24日 バーミンガム ティメア・バボシュ エリーズ・メルテンス
デミ・シュールス
4–6, 6–3, [10–8]
準優勝 13. 2018年9月9日 全米オープン ハード ティメア・バボシュ アシュリー・バーティ
ココ・バンダウェイ
6–3, 6–7(2), 6–7(6)
優勝 19. 2018年10月28日 シンガポール ハード
(室内)
ティメア・バボシュ バルボラ・クレイチコバ
カテリナ・シニアコバ
6–4, 7–5
準優勝 14. 2019年1月25日 全豪オープン ハード ティメア・バボシュ サマンサ・ストーサー
張帥
3–6, 4–6

4大大会シングルス成績

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A P WG Z# PO G S SF-B NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, P=開催延期
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, SF-B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 通算成績
全豪オープン 1R LQ LQ LQ 2R 1R 2R 3R 1R 1R 1R 4–8
全仏オープン 1R 1R 1R 1R 2R 3R 3R 3R QF 1R 11–10
ウィンブルドン A A A 1R 1R 1R 3R 1R 2R 3R 5–7
全米オープン 1R A LQ 3R 1R 1R QF 2R 1R 2R 8–8

脚注

外部リンク




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