カルラ・スアレス・ナバロとは? わかりやすく解説

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カルラ・スアレス・ナバロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/25 06:36 UTC 版)

カルラ・スアレス・ナバロ
Carla Suárez Navarro
カルラ・スアレス・ナバロ
基本情報
フルネーム Carla Suárez Navarro
国籍 スペイン
出身地 カナリア諸島州ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア
居住地 カタルーニャ州バルセロナ
生年月日 (1988-09-03) 1988年9月3日(36歳)
身長 162cm
体重 62kg
利き手
バックハンド 片手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2003年
ツアー通算 5勝
シングルス 2勝
ダブルス 3勝
生涯獲得賞金 11,920,116 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト8(2009・16・18)
全仏 ベスト8(2008・14)
全英 4回戦(2013・16)
全米 ベスト8(2013・18)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(2013)
全仏 ベスト4(2014)
全英 3回戦(2014)
全米 3回戦(2014)
国別対抗戦最高成績
BJK杯 準優勝(2008)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 6位(2016年2月29日)
ダブルス 11位(2015年4月27日)
2018年10月22日現在

カルラ・スアレス・ナバロCarla Suárez Navarro1988年9月3日 - )は、スペインラス・パルマス・デ・グラン・カナリア出身の女子プロテニス選手。4大大会女子シングルスで7度ベスト8に進出した。身長162cm、体重62kgの小柄な体格で、片手打ちのバックハンド・ストロークを大きな武器にする。これまでにWTAツアーでシングル2勝、ダブルス3勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス6位、ダブルス11位。

来歴

カルラは父親がハンドボール選手、母親は体操競技の教師という家庭に生まれ、母親の勧めにより9歳からテニスを始めた。2003年にプロ入りし、2007年に出身地のカナリア諸島からバルセロナに引っ越した。2007年全米オープン4大大会の予選会に初出場。2008年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのスペイン代表選手に選ばれ、2月の「ワールドグループ」1回戦(対イタリア戦)でフェド杯にデビューする。5月末からの全仏オープンで、スアレス・ナバロは初めて予選会を突破し、初進出の本戦でいきなりベスト8に勝ち進んだ。本戦2回戦で元世界ランキング1位のアメリ・モレスモを 6-3, 6-4 で圧倒して波に乗り、一気に準々決勝まで勝ち上がる。最初の大舞台では第3シードとのエレナ・ヤンコビッチセルビア)に 2-6, 3-6 で敗れた。続くウィンブルドンでは、2回戦でヤンコビッチに連敗する。その後北京五輪のスペイン代表選手にも選ばれ、シングルス1回戦で地元中国彭帥に 5-7, 6-7 で敗れた。全米オープン終了直後のフェドカップ決勝戦にも起用されたが、スペインはロシアに「0勝4敗」の完敗に終わった。

カルラ・スアレス・ナバロは2009年全豪オープンで、前年の全仏オープン以来2度目のベスト8に勝ち進んだ。全豪の2回戦で第6シードのビーナス・ウィリアムズに 2-6, 6-3, 7-5 の逆転勝利を収め、4回戦で同じスペインの先輩選手アナベル・メディナ・ガリゲスに 6-3, 6-2 で圧勝する。準々決勝では第4シードのエレーナ・デメンチェワに 2-6, 2-6 で完敗した。

2009年の地元で開催されたマルベーリャ大会でカルラ・スアレス・ナバロは初めてシングルス決勝に進出した。決勝では、エレナ・ヤンコビッチに 3-6, 6-3, 3-6 で敗れた。翌年の大会でも決勝に進出したが、フラビア・ペンネッタに 2–6, 6–4, 3–6 で敗れ2年連続の準優勝となった。2012年のエストリル大会でツアー3度目の決勝に進出したがカイア・カネピに 6–3, 6–7(6),4–6 で敗れ初優勝を逃した。

2012年のロンドン五輪で2度目のオリンピックに出場した。シングルス1回戦でオーストラリアサマンサ・ストーサーに 3-6, 7-5, 10-8 で勝利し2回戦でベルギーキム・クライシュテルスに 3-6, 3-6 で敗れた。

2013年全米オープンでは全米では初めてとなるベスト8に進出した。準々決勝で優勝したセリーナ・ウィリアムズに 0-6, 0-6 で1ゲームも取ることが出来ず完敗した。

2014年5月のポルトガル・オープンで6度目の決勝に進出した。スベトラーナ・クズネツォワを 6–4, 3–6, 6–4 で破りツアー初優勝を果たした。全仏オープンでは6年ぶりにベスト8に進出した。準々決勝でウージニー・ブシャールに 6-7(4), 6-2, 5-7 で敗れた。ガルビネ・ムグルサと組んだダブルスでもノーシードからベスト4に進出した。準決勝で優勝した謝淑薇&彭帥組に 2-6, 7-5, 2-6 で敗れた。

2015年はプレミア3大会で準優勝し、4月6日付のランキングで10位となり初のトップ10入りを果たした。

2016年は2月のカタール・トータル・オープンで決勝でエレナ・オスタペンコに勝利し、プレミア初優勝となるツアー通算2勝目を挙げると、2月29日付のランキングで自己最高位の6位を記録した。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 11回 (2勝9敗)

大会グレード
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (0–1)
プレミア5 (1-1)
WTAエリート・トロフィー (0-0)
プレミア (0–2)
インターナショナル (1-5)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2009年4月12日 マルベーリャ クレー エレナ・ヤンコビッチ 3-6, 6-3, 3-6
準優勝 2. 2010年4月11日 マルベーリャ クレー フラビア・ペンネッタ 2–6, 6–4, 3–6
準優勝 3. 2012年5月5日 エストリル クレー カイア・カネピ 6–3, 6–7(6), 4–6
準優勝 4. 2013年3月2日 アカプルコ クレー サラ・エラニ 0–6, 4–6
準優勝 5. 2013年5月4日 オエイラス クレー アナスタシア・パブリュチェンコワ 5–7, 2–6
優勝 1. 2014年5月3日 オエイラス クレー スベトラーナ・クズネツォワ 6–4, 3–6, 6–4
準優勝 6. 2015年2月15日 アントワープ ハード (室内) アンドレア・ペトコビッチ 不戦敗
準優勝 7. 2015年4月4日 マイアミ ハード セリーナ・ウィリアムズ 2–6, 0–6
準優勝 8. 2015年5月17日 ローマ クレー マリア・シャラポワ 6-4, 5-7, 1-6
優勝 2. 2016年2月27日 ドーハ ハード エレナ・オスタペンコ 1–6, 6–4, 6–4
準優勝 9. 2018年8月25日 ニューヘイブン ハード アリーナ・サバレンカ 1–6, 4–6

ダブルス: 9回 (3勝6敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2014年5月10日 マドリード クレー ガルビネ・ムグルサ サラ・エラニ
ロベルタ・ビンチ
4–6, 3–6
優勝 1. 2014年8月3日 スタンフォード ハード ガルビネ・ムグルサ ポーラ・カニア
カテリナ・シニアコバ
6–2, 4–6, [10–5]
準優勝 2. 2014年9月20日 東京 ハード ガルビネ・ムグルサ カーラ・ブラック
サニア・ミルザ
2–6, 5–7
準優勝 3. 2015年2月21日 ドバイ ハード ガルビネ・ムグルサ ティメア・バボシュ
クリスティナ・ムラデノビッチ
3–6, 2–6
準優勝 4. 2015年5月9日 マドリード クレー ガルビネ・ムグルサ ケーシー・デラクア
ヤロスラワ・シュウェドワ
3–6, 7–6(4), [5–10]
優勝 2. 2015年6月21日 バーミンガム ガルビネ・ムグルサ アンドレア・フラバーチコバ
ルーシー・ハラデツカ
6–4, 6–4
優勝 3. 2015年9月26日 東京 ハード ガルビネ・ムグルサ 詹詠然
詹皓晴
7–5, 6–1
準優勝 5. 2015年11月1日 シンガポール ハード
(室内)
ガルビネ・ムグルサ マルチナ・ヒンギス
サニア・ミルザ
0–6, 3–6
準優勝 6. 2016年2月27日 ドーハ ハード サラ・エラニ 詹詠然
詹皓晴
3–6, 3–6

4大大会シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 通算成績
全豪オープン A LQ QF 3R 2R 2R 3R 3R 1R QF 2R QF 2R 22–11
全仏オープン A QF 3R 1R A 3R 4R QF 3R 4R 4R 2R 3R 27–11
ウィンブルドン A 2R 3R A LQ 1R 4R 2R 1R 4R 2R 3R 4R 16–10
全米オープン LQ 1R 2R 1R 4R 2R QF 3R 1R 4R 4R QF 1R 21–12

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