イベタ・ベネソバとは? わかりやすく解説

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イベタ・ベネソバ

(イベタ・メルツァー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/24 13:42 UTC 版)

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イベタ・ベネソバ
Iveta Benešová
イベタ・ベネソバ
基本情報
フルネーム Iveta Benešová
国籍  チェコ
出身地 同・モスト
生年月日 (1983-02-01) 1983年2月1日(36歳)
身長 170cm
体重 56kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1998年
引退年 2014年
ツアー通算 16勝
シングルス 2勝
ダブルス 14勝
生涯通算成績 647勝556敗
シングルス 378勝332敗
ダブルス 269勝224敗
生涯獲得賞金 $3,329,488
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2011・12)
全仏 3回戦(2008・09)
全英 2回戦(2007・09・11)
全米 2回戦(2004・08・10)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2008・11)
全仏 3回戦(2005・06・10)
全英 3回戦(2009-11)
全米 ベスト8(2011)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 ベスト4(2009)
全仏 ベスト8(2011)
全英 優勝(2011)
全米 2回戦(2009)
優勝回数 1(英1)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 25位(2009年4月6日)
ダブルス 17位(2011年1月31日)

イベタ・ベネソバIveta Benešová, チェコ語発音: [ˈɪvɛta ˈbɛnɛʃovaː] ,1983年2月1日 - )は、チェコモスト出身の女子プロテニス選手。2011年ウィンブルドン混合ダブルスでユルゲン・メルツァーとペアを組んで優勝した。WTAツアーでシングルス2勝、ダブルス14勝を挙げた。身長170cm、体重56kg、左利き。バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス25位、ダブルス17位。

来歴

ベネソバは7歳からテニスを始め、1998年にプロに転向。2002年全仏オープンで予選を勝ち上がり4大大会に初出場した。

2004年3月のアカプルコ大会の決勝でフラビア・ペンネッタを 7–6(5), 6–4 で破りツアー初優勝を果たす。8月のアテネ五輪にも出場し、1回戦で森上亜希子に 1-6, 4-6 で敗れている。

ベネソバは2006年全豪オープン2回戦で第5シードのマリー・ピエルスを 6-3, 7-5 で破り初めて4大大会で3回戦に進出し、3回戦では現役復帰したばかりのマルチナ・ヒンギスに 4-6, 1-6 で敗れた。

2度目のオリンピック出場となった2008年北京五輪では、シングルスは2回戦でビーナス・ウィリアムズに 1-6, 4-6 、ニコル・バイディソバと組んだダブルスは1回戦で優勝したビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹に 6-4, 5-7, 1-6 で敗れている。

2010年5月のフェズ大会でシモナ・ハレプを 6–4, 6–2 で破り6年ぶりのシングルス優勝となるツアー2勝目を挙げた[1]。9月の東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントではバルボラ・ザフラボバ・ストリコバと組んだダブルスで決勝に進出し、シャハー・ピアー&彭帥組を 6–4, 4–6, [10–8] で破り優勝した[2]。東レでは2005年大会と2009年大会のシングルスでベスト8に進出しており、好成績が多い。

2011年全豪オープン3回戦で第16シードのアナスタシア・パブリュチェンコワを 6-3, 1-6, 7-5 で破り4大大会初の4回戦に進出した。4回戦では第3シードのベラ・ズボナレワに 4-6, 1-6 で敗れた。ウィンブルドンではユルゲン・メルツァーと組んだ混合ダブルスで決勝に進出し、マヘシュ・ブパシ&エレーナ・ベスニナ組に 6–3, 6–2 で勝利して初優勝を果たした[3]。この大会では女子シングスでペトラ・クビトバ、女子ダブルスではクベタ・ペシュケカタリナ・スレボトニクと組んで初優勝し、チェコ選手が3冠を達成した。

2012年全豪オープンでも2年連続の4回戦に進出した。4回戦では優勝した第3シードのビクトリア・アザレンカに 1-6, 3-6 で敗れベスト8進出を逃した。

2012年全米オープンを最後に肩の故障のため公式試合から遠ざかっていたが、2014年2月のアビエルト・メキシコ・テルセルで復帰した。ペトラ・チェトコフスカとのダブルスで準優勝した。しかしシングルスでは勝利を挙げることが出来ず、2014年全仏オープンが最後の出場となった。2014年8月に現役引退を発表した[4]

私生活

ベネソバは2012年9月14日に2011年ウィンブルドン選手権混合ダブルス優勝パートナーのユルゲン・メルツァーと結婚し[5]、イベタ・メルツァーと名乗るようになった。

しかし2015年に正式に離婚を発表。旧姓のベネソバに現在は戻している。[6]

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 8回 (2勝6敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2002年10月18日 ブラチスラヴァ ハード (室内) マヤ・マテブジッチ 0–6, 1–6
優勝 1. 2004年3月7日 アカプルコ クレー フラビア・ペンネッタ 7–6(5), 6–4
準優勝 2. 2004年4月20日 エストリル クレー エミリー・ロワ 5–7, 6–7(1)
準優勝 3. 2004年8月28日 フォレストヒルズ ハード エレーナ・リホフツェワ 3–6, 2–6
準優勝 4. 2006年1月16日 ホバート ハード ミハエラ・クライチェク 1–6, 2–6
準優勝 5. 2008年5月20日 エストリル クレー マリア・キリレンコ 4–6, 2–6
準優勝 6. 2009年1月16日 ホバート ハード ペトラ・クビトバ 5–7, 1–6
優勝 2. 2010年5月1日 フェズ クレー シモナ・ハレプ 6–4, 6–2

ダブルス: 26回 (14勝12敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2004年6月12日 スタンフォード ハード クローディーヌ・ショール エレニ・ダニリドゥ
ニコル・プラット
2–6, 4–6
優勝 1. 2005年2月13日 パリ カーペット (室内) クベタ・ペシュケ アナベル・メディナ・ガリゲス
ディナラ・サフィナ
6–2, 2–6, 6–2
準優勝 2. 2005年4月24日 チャールストン クレー クベタ・ペシュケ ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
コンチタ・マルティネス
1–6, 4–6
準優勝 3. 2005年6月18日 スヘルトーヘンボス ヌリア・リャゴステラ・ビベス ディナラ・サフィナ
アナベル・メディナ・ガリゲス
4–6, 6–2, 6–7(11)
準優勝 4. 2006年10月15日 モスクワ カーペット (室内) ガリナ・ボスコボワ フランチェスカ・スキアボーネ
クベタ・ペシュケ
4–6, 7–6, 1–6
準優勝 5. 2007年1月6日 ゴールドコースト ハード ガリナ・ボスコボワ ディナラ・サフィナ
カタリナ・スレボトニク
3–6, 4–6
優勝 2. 2007年9月30日 ルクセンブルク ハード
(室内)
ヤネッテ・フサロバ ビクトリア・アザレンカ
シャハー・ピアー
6–4, 6–2
優勝 3. 2008年2月23日 ボゴタ クレー ベサニー・マテック エレナ・コスタニッチ・トシッチ
マルチナ・ミューラー
6–3, 6–3
準優勝 6. 2008年3月1日 アカプルコ クレー ペトラ・チェトコフスカ ヌリア・リャゴステラ・ビベス
マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス
2–6, 4–6
準優勝 7. 2008年5月18日 ローマ クレー ヤネッテ・フサロバ 荘佳容
詹詠然
6–7(5), 3–6
優勝 4. 2008年8月3日 ストックホルム ハード バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ペトラ・チェトコフスカ
ルーシー・サファロバ
7–5, 6–4
準優勝 8. 2009年3月8日 モンテレイ ハード バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ マラ・サンタンジェロ
ナタリー・ドシー
3–6, 4–6
準優勝 9. 2009年7月13日 プラハ クレー バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ カテリナ・ボンダレンコ
アリョーナ・ボンダレンコ
1–6, 2–6
準優勝 10. 2009年8月29日 ニューヘイブン ハード ルーシー・ハラデツカ ヌリア・リャゴステラ・ビベス
マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス
2–6, 5–7
優勝 5. 2009年10月25日 ルクセンブルク ハード
(室内)
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ブラディミラ・ウーリロバ
レナタ・ボラコバ
6–1, 0–6, [10–7]
優勝 6. 2010年2月14日 パリ ハード
(室内)
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ カーラ・ブラック
リーゼル・フーバー
不戦勝
優勝 7. 2010年3月7日 モンテレイ ハード バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ アンナ=レナ・グローネフェルト
バニア・キング
3–6, 6–4, [10–8]
優勝 8. 2010年5月1日 フェズ クレー アナベル・メディナ・ガリゲス ルーシー・ハラデツカ
レナタ・ボラコバ
6–3, 6–1
優勝 9. 2010年10月2日 東京 ハード バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ シャハー・ピアー
彭帥
6–4, 4–6, [10–8]
準優勝 11. 2010年10月24日 ルクセンブルク ハード
(室内)
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ティメア・バシンスキー
タチアナ・ガルビン
4–6, 4–6
優勝 10. 2011年1月14日 シドニー ハード バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ クベタ・ペシュケ
カタリナ・スレボトニク
4–6, 6–4, [10–7]
優勝 11. 2011年3月6日 モンテレイ ハード バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ アンナ=レナ・グローネフェルト
バニア・キング
6–7(8), 6–2, [10–6]
優勝 12. 2011年5月1日 バルセロナ クレー バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ナタリー・グランディン
ブラディミラ・ウーリロバ
5–7, 6–4, [11–9]
優勝 13. 2011年10月25日 ルクセンブルク ハード
(室内)
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ルーシー・ハラデツカ
エカテリーナ・マカロワ
7–5, 6–3
優勝 14. 2012年4月29日 シュトゥットガルト クレー バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ユリア・ゲルゲス
アンナ=レナ・グローネフェルト
6–4, 7–5
準優勝 12. 2014年3月1日 アカプルコ ハード ペトラ・チェトコフスカ クリスティナ・ムラデノビッチ
ガリナ・ボスコボワ
3–6, 6–2, [5–10]

4大大会シングルス成績

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 通算成績
全豪オープン LQ 1R LQ 1R 3R 2R LQ 2R 2R 4R 4R A A 11–8
全仏オープン 2R 1R 1R 2R 2R 1R 3R 3R 1R 1R 1R A 1R 7–12
ウィンブルドン 1R 1R 1R 1R 1R 2R 1R 2R 1R 2R 1R A A 3–11
全米オープン 1R 1R 2R 1R 1R 1R 2R 1R 2R 1R 1R A A 3–11

脚注

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外部リンク




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