クジコハクトガマムシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 04:52 UTC 版)
「久慈琥珀博物館」の記事における「クジコハクトガマムシ」の解説
琥珀に閉じ込められた昆虫化石。2008年に当時の館長が発見した。当初はカマキリとみられ「日本唯一のカマキリ化石」と言われたが、2018年に「トガマムシ科の新種」と判明し命名もされた。
※この「クジコハクトガマムシ」の解説は、「久慈琥珀博物館」の解説の一部です。
「クジコハクトガマムシ」を含む「久慈琥珀博物館」の記事については、「久慈琥珀博物館」の概要を参照ください。
クジコハクトガマムシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 06:56 UTC 版)
「トガマムシ科」の記事における「クジコハクトガマムシ」の解説
2006年に岩手県久慈市にある約8,600万年前(白亜紀後期)の地層から久慈琥珀博物館佐々木和久館長(当時)が発見し、その後長らく日本唯一のカマキリの化石だと考えられていた琥珀内の昆虫化石を再調査した結果、トガマムシ科トゲズネトガマムシ亜科の新種の昆虫である事が明らかになり、2018年にZooKeys誌にて記載された。これは絶滅種も含んだ日本および東アジア地域におけるトガマムシ科初の記録である。 触角の構造や前脚第一跗節の棘状剛毛の数、前脚腿節の長さなどに他種との差異が認められたことから新種として記載され、「クイベロータ・テルユキイ(Kujiberotha teruyukii)」の学名と「クジコハクトガマムシ」の和名が付けられた。種小名の「テルユキイ(teruyukii)」は、昆虫好きで知られ認知度拡大に貢献している俳優の香川照之にちなんで命名されたものである。なお、属名のKujiberothaの読みは「クジベローサ」として発表されたが、学名に用いられるラテン語では「クイベロータ」と発音するのが正式である。 なおトガマムシという和名についても、この発見に基づき鋭利な鎌という意味を持つ「利鎌(とがま)」にちなんで名付けられた新称で、九州大学総合研究博物館准教授の丸山宗利博士の発案による。
※この「クジコハクトガマムシ」の解説は、「トガマムシ科」の解説の一部です。
「クジコハクトガマムシ」を含む「トガマムシ科」の記事については、「トガマムシ科」の概要を参照ください。
- クジコハクトガマムシのページへのリンク