クジャクの減少と園の衰退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/25 15:31 UTC 版)
「小豆島孔雀園」の記事における「クジャクの減少と園の衰退」の解説
一方、クジャクは飛ぶのが得意ではないが、飛行ショーを繰り返すうちに、園を取り囲む高さ約5メートルの柵をも飛び越えて逸走するものも出るようになった。クジャクは園に舞い戻ることもあるが、そのまま野生化してしまうものもいた。そのため同園は繁殖にも力を入れるが、ふ化率の低下などもあり、2002年の時点で約500羽にまで減ってしまっている。また、最盛期の1973年と翌74年には年間約50万人と賑わっていた入場者数も、その後は減少し、同15万人にまで落ち込んでいった。そこで、2002年には施設の改修や新しいクジャクを入れて繁殖させようと1年間休園し、その間にも園からクジャクを分けてもらったことがある愛媛の小学校からセンタ君とリンタ君という2羽のクジャクが寄贈されたり、羽数を増やすために約300羽のヒナを育てたりして園の再興に努めた。そして、翌2003年より羽が抜け落ちる冬場は休園し、営業期間を4月〜11月に絞っての再開となる。園はこの頃から「飛行ショー」は行わないことにしている。また、2005年には酉年にちなみ、正月だけ開園したことがある。
※この「クジャクの減少と園の衰退」の解説は、「小豆島孔雀園」の解説の一部です。
「クジャクの減少と園の衰退」を含む「小豆島孔雀園」の記事については、「小豆島孔雀園」の概要を参照ください。
- クジャクの減少と園の衰退のページへのリンク