ギリシャ式格変化とは? わかりやすく解説

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ギリシャ式格変化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 18:27 UTC 版)

ラテン語の格変化」の記事における「ギリシャ式格変化」の解説

詳細は「ラテン語の格変化 (ギリシア式)」を参照 この他第1格変化にはギリシャ語由来単語含まれていて、これには3つの格変化パターンがある。古代ギリシャ語名詞第1格変化アルファ格変化)に由来する格変化である。複数格変化上記と同じである。 単数不規則な変化をするのが特徴だが、しばしばラテン語化されることがあり、例えば、athlēta (運動競技選手)は、ギリシャ語の元の形はathlētēsだったものが、ラテン語化した例である。 なお、アルカイック期ギリシャ語では第1格変化アルファ格変化)の名詞・形容詞はラテン語と同じ語形とっていた。例えば、古典ギリシャ語期のnephelēgerétēs Zeus (集める人、ゼウス)は、その数世紀前のアルカイック期にはnephelēgerétaという、語尾に-aをとる語形だった。 Aenēās, Aenēae m.「アエネーアース」(人名。希:Αινειας アイネイアス) 数単数複数主格 -ās (Aenēās) -ae (Aenēae) 属格 -ae (Aenēae) -ārum (Aenēārum) 与格 -ae (Aenēae) -īs (Aenēīs) 対格 -ām, -ān (Aenēām, Aenēān) -ās (Aenēās) 奪格 -ā (Aenēā) -īs (Aenēīs) 呼格奪格同形。 pyritēs, pyritae m.「火打ち石」(希:πυριτης) 数単数複数主格 -ēs (pyritēs) -ae (pyritae) 属格 -ae (pyritae) -ārum (pyritārum) 与格 -ae (pyritae) -īs (pyritīs) 対格 -ēn (pyritēn) -ās (pyritās) 奪格 -ē, -ā (pyritē, pyritā) -īs (pyritīs) 呼格奪格同形。 epitomē, epitomēs f.要旨」(希:επιτομη) 数単数複数主格 -ē (epitomē) -ae (epitomae) 属格 -ēs (epitomēs) -ārum (epitomārum) 与格 -ae (epitomae) -īs (epitomīs) 対格 -ēn (epitomēn) -ās (epitomās) 奪格 -ē (epitomē) -īs (epitomīs) 呼格奪格同形(この場合主格とも同形)。

※この「ギリシャ式格変化」の解説は、「ラテン語の格変化」の解説の一部です。
「ギリシャ式格変化」を含む「ラテン語の格変化」の記事については、「ラテン語の格変化」の概要を参照ください。

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