キャス・キャピタルによるTOBとキンレイとの業務提携
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「家族亭」の記事における「キャス・キャピタルによるTOBとキンレイとの業務提携」の解説
2007年(平成19年)8月6日に、和食レストラン「かごの屋」 と冷凍めん製造などを手掛けているキンレイ と仕入や商品の共通化、店舗展開のノウハウ共有などを行うことを目的に業務提携をすると発表した。 この業務提携に合せ、キンレイを傘下に持つ、投資会社のキャス・キャピタルが株式公開買い付け(TOB)を実施して株式の過半数の取得を行い、当社の株式公開を維持しながら傘下に収めることを同日に発表し、当社も賛同を表明して友好的な買収が行われ、同年12月26日にTOBの成立が発表されて同社の傘下に入ることになった。 2008年(平成20年)4月16日には“京のおだしに具がぎょうさんな料理屋のうどん”をキャッチコピーとする「ふうふや」を大阪市鶴見区にキンレイと共同開発して開店し、低価格志向の進む状況に合せて新たに展開し始めた、立ち食いうどん店「とくとく」向けに冷凍めんを共同開発した ほか、原材料の仕入れや物流網の一本化を行って経費削減を図るなど業務提携によるコストダウンと新事業展開を並行して進めた。 また、こうしたコストダウン策や低価格志向のメニュー開発を既存のブランドの店舗にも水平展開し、主力のそば店「家族亭」やうどん店「得得」にも、従来より100〜200円安い月替わりメニューを導入したり、店舗の老齢化に伴う売上減少後でも利益が出る体制作りを進めていった。 その他にも、郊外の幹線道路沿い出店する、新業態のセルフ式うどん店「得得製麺」を新たに開発して、2009年(平成21年)からフランチャイズチェーン(FC)展開を始めるなど消費者の低価格志向への対応を進めていった。
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