キタカオリ【キタカオリ】(食用作物)
登録番号 | 第4289号 | |
登録年月日 | 1995年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | キタカオリ よみ:キタカオリ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小高真一 斉藤滋 小林正男 安部信行 荒木均 大内邦夫 今野一男 西村実 浜村邦夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,(Thangone×北海241号)F1に「北海244 号」を交配し,更に戻し交配を2回行って育成された固定品種であり,育成地(札幌市豊平区)における成熟期は中生の早,玄米の大小はやや大,玄米の香りを有する水稲、粳種である。 草型は中間型,稈長は中,稈の細太はやや太,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度は中,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中,穂数はやや少,粒着密度及び穂軸の抽出度は中である。頴色は黄白,先色は黄白から黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形は中,大小及び精玄米千粒重はやや大,粒色は黄褐,見かけの品質は上の下,光沢は中,香りは有,腹白の多少は極少である。出穂期及び成熟期は中生の早,障害型耐冷性及び出穂遅延型耐冷性は強,耐倒伏性は中,脱粒性は難,収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,kであると推定される。 「ゆきひかり」と比較して,芒が無いこと,玄米の粒色が淡褐であること,玄米の香りが有ること,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,kの双方を有すると推定されること等で,「みちこがね」と比較して,玄米の香りが有ること,出穂期及び成熟期が早いこと,障害型耐冷性及び出穂遅延型耐冷性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,北海道農業試験場(札幌市豊平区)において,昭和54年に(Thangone×北海241 号)F1に「北海244 号」を交配し,55年~56年に個体選抜を行いながら更に戻し交配を2回行い,以後,系統育種法により選抜、育成された固定品種である。62年から特性検定試験,63年から系統適応性検定試験,平成元年以降「北海270 号」の系統名で奨励品種決定調査等の試験を行い,地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了したものである。4年は雑種第10代である。 |
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