ガリンコ号
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ガリンコ号(ガリンコごう)は、紋別市の紋別港で観光目的に運用されている砕氷船。オホーツクガリンコ観光汽船並びに後身のオホーツク・ガリンコタワーが運航している。
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- ^ “ハーバーハイウェイ 1年7カ月ぶり復旧”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1996年8月27日)
- ^ a b “流氷やーい ガリンコ号2就航”. 北海道新聞 (北海道新聞社): p. 1(夕刊). (1997年1月20日)
- ^ 今年で見納め? でっかいドリルの砕氷船『 ガリンコ号Ⅱ 』 ~ 2021年からは新造船のガリンコ号Ⅲに ~
- ^ 【紋別】新ガリンコ号1月就航 発着ステーション拡張へ 食のスペース充実・強化でフードコート新設構想も - 月刊クオリティ2020年2月号
- ^ “流氷観光砕氷船「ガリンコ号」世代交代 老朽化で紋別市、3代目を建造へ/北海道”. 毎日新聞. (2019年2月22日)
- ^ “「自慢のドリル見に来て」佐伯の三浦造船所が砕氷船建造、29日に進水式”. 大分合同新聞. (2020年7月28日)
- ^ “砕氷船「ガリンコ号」進水式”. 海と日本PROJECT in 大分県. (2020年8月4日)
- ^ 【流氷観光】巨大ドリル搭載! 最新鋭砕氷船「ガリンコ号III」の外装内装をチェック!|乗りものチャンネル
- ^ 砕氷観光船「ガリンコ号Ⅲ」完成 船首にもスクリュー
- ^ a b c d プニップクルーズ中村辰美「船体解剖図」(イカロス出版2022年)52-53頁
- 1 ガリンコ号とは
- 2 ガリンコ号の概要
- 3 ガリンコ号III IMERU
- 4 運用
ガリンコ号(初代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 16:47 UTC 版)
元は三井造船が氷海域での資源開発のために建造した実験船「おほーつく」(ASV-001)で、1981年(昭和56年)12月26日に進水した。形式名のASVは「アルキメディアン・スクリュー・ベッセル」の略とされた。 当初50馬力の船外機とスクリュー2本の構造で竣工し、1982年度にスクリューを4本に追加、1983年度に主機関と船尾プロペラの追加、1984年度に流氷への乗り上げと砕氷力向上の為のスクリュー形状の変更を行い1985年度まで実験を実施。 1985年(昭和60年)の実験終了に伴い、有効利用のために日本船用機器開発協会(現・日本船用工業会)および三井造船の協力のもと観光船に改造され、1986年に紋別市へと傭船された上で船名を「ガリンコ号」と改められた。1987年(昭和62年)2月1日就航。当初の定員は32名で、世界初の流氷砕氷観光船だった。 その後1988年(昭和63年)に2階建てへと改造され、定員は70名となった。1996年(平成8年)3月10日までの10シーズンに渡り、延べ8万人以上の観光客が利用した。 4本の巨大なアルキメディアン・スクリューを持ち、20 - 50cmの厚さの氷を割って進むことが出来る。しかし元が実験船であったため沖合に出ることが難しく、最長で沖合2kmまでの区間を航行していた。また増設された展望室以外の客席が露天であるなど、乗り心地も快適とはやや言い難かった。現在は紋別海洋公園ガリヤゾーン内に陸揚げ展示されており、その巨大なアルキメディアン・スクリューを目の当たりにすることができる。 ガリンコ号のアルキメディアン・スクリュー
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