ガリンコ号II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 16:47 UTC 版)
初代ガリンコ号が実験船を改造した船であるのに対し、後継の本船は当初から流氷観光をターゲットに設計された。総トン数は初代の4倍近い150tとなり、定員も195名と大幅に増員された。また冷暖房完備の客室を持ち、自動販売機や売店も完備しているため、快適にクルージングをすることが出来る。ヤマニシで建造され、1997年(平成9年)1月に就航した。 沖合10kmまでの航行が可能となり、これに合わせて夏期の運航も開始された。夏場は便によりデッキから釣りをすることも出来る。 特徴であったアルキメディアン・スクリューは初代の4本から2本に減ったものの砕氷能力は向上。氷厚40cmの氷を割りながら進むことが出来るようになった。 2021年の新造船就航後は、新造船との2隻体制で運航しキャパシティやダイヤ利便性の向上を図るとしている。 船内 上甲板客席(椅子108席) 展望デッキ(立席49席) 船橋甲板流氷見学室(椅子20席・立席9席) ガリンコ号IIのアルキメディアン・スクリュー 走行中のガリンコ号IIのアルキメディアン・スクリュー
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