ガマの油売りとは? わかりやすく解説

ガマの油売り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 02:24 UTC 版)

蝦蟇の油 (落語)」の記事における「ガマの油売り」の解説

ガマの油」も参照 香具師は大抵、白袴鉢巻タスキ掛け服装だった。腰に刀を差し膏薬入った容器を手に持ち、そばに置いたの上ひからびガマガエル乗せ口上言っていた。

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ガマの油売り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/30 07:50 UTC 版)

ガマの油」の記事における「ガマの油売り」の解説

江戸時代ガマの油露天販売行っていた香具師客寄せのために大道芸披露していた。江戸時代筑波山麓にある新治村永井兵助が、筑波山山頂で自らの十倍もある蝦蟇(がま)に諭されて故郷の「がまの油」を売り出すための口上工夫し江戸浅草寺境内などで披露したのが始まりとされている。 香具師は、行者風の凝った衣装をまとい、綱渡りなどの大道芸客寄せをした後、霊山筑波山伊吹山とも)でしか捕獲できない、とする「四六のガマ」と呼ばれる霊力持ったガマガエルから油をとる方法を語る。四六のガマは己の容貌今業平在原業平のような美形)だと信じているが、周囲に鏡を張った箱に入れれば自らの醜悪さ驚き脂汗を流すという。この汗を集め一定期日のあいだ煮つめてできたものが「ガマの油」である、という。香具師は、ガマの油万能である、と語り、まず止血作用があることを示すために、刀を手に持つ。刀には仕掛けがしてあり、切っ先だけがよく切れるようになっている。その刀で半紙大の和紙二つ折りにし、「一枚二枚二枚が四、四八枚八枚十六……」と口上しながら徐々に小さく切っていく。小さくなった紙片紙吹雪のように吹き飛ばすこのように刀の切れ味示したあと、切れない部分使って腕を切ったふりをしながら、腕に血糊線状塗って切り傷見せる。偽の切り傷ガマの油をつけて拭き取り、たちまち消してみせ、止血効果観客に示す。また、ガマの油塗った腕は、刃物切ろうとしても切れず防護効能があることを示すというもの(刀にガマの油を塗る場合もある)。 がまの油売り口上今日まで伝承され伝統芸能となっているが、口上流派地方により若干異なる。 筑波山ガマ口上保存会が結成されており口上実演講習などの活動続けている。 2013年1月に「筑波山ガマの油売り口上」としてつくば市認定地域無形民俗文化財第1号認定された(所在地筑波山山麓保持者は筑波山ガマ口上保存会)。

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