ガバン級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 10:14 UTC 版)
ガバン級 (Goven-class)は、全長27〜29mの小型艦。ゾラではもっとも普及したLSであり、バッファロー型とウルフ型の2バージョンに大別される。 四角い台船に小型艦橋を右へ寄せて取り付けた形をしており、搭載WMは大型なら露天式に2機(ウルフなら3機)程度。所有者が好き勝手に改造しており、バリエーションは非常に多い。また、他のLSとは異なり交易手形が無くとも所有可能。成功した交易商人の中には、艦隊中の護衛艦や偵察艦として所有している場合もある。 デザインは、富野監督のラフ(記録全集3)を元に出渕裕が行った。 バッファロー型(Buffalo-type) バッファロータイプは、ガバン級の基本型である。交易商人を夢見る者はこのガバン級を最初に手に入れ、運び屋として成功を目指す。艦首に76.2mmカノン砲。艦橋右舷に3連装ミサイルランチャーと20mm連装機関砲塔。艦橋前面に12.7mm連装機銃。甲板中央に8連装ミサイルランチャー。艦尾に40mm連装機関砲塔を持ち、サイズの割に重武装である。戦闘力はウルフよりは高いが、その分WM搭載量が少ない。艦首のラッセルもウルフより小型である。全長は27.2m。 アコン・アカグのLSとして有名で、後にカラス・カラスもLポイントに向かう時、中古のこの艦を使っている。 アリゲーター、アナコンダ ガリー・カラス艦隊のバッファロー級。旗艦を護衛していた。 カルダス艦 ロックマンであったカルダス・ブルーンが入手したバッファロータイプ。薄い青色で、武装がほとんど無い。 ウルフ型(Wolf-type) 全長29mのウルフタイプはガバン級の派生型の一つ。WMの積載能力を高めてあるため、艦橋の右舷脇へ張り出し式に甲板が造られ(3連装ミサイルランチャーは撤去)、艦首のカノン砲を廃して格納式サーチライト(ヘッドライト?)2基と発進ランプが設けられている。またバッファローと異なり、40mm連装機関砲塔は格納式となっている。武装を犠牲に搭載量を増やしたものの、火力を少しでも補うためか、艦橋後部に12.7mm単装機銃を新たに設置している。艦橋は、Uボートの司令塔(英語版)型に変更されている。 全長は大型化したラッセル(排障器=バンパー)分、バッファローより長いが艦本体のサイズは同じである。 第30話ではティンプ側の艦が、ギャリアとザブングルを捕獲するために網を撃ち出した。 ソルトがよく利用し、アイアン・ギアーを船出したブルメも、イノセントを離脱したビエルによってこの艦を手に入れ、一時期艦長をやっていた。ウルフ・バッファローともに居住性は高く、まさに移動する家といった艦である。 ウルフ400 艦橋に「UOLF400」と描かれているブルメのウルフタイプ。他に艦番号401〜403も確認されている。後に全艦ソルト艦隊へ編入されている。 [目次へ移動]
※この「ガバン級」の解説は、「ランドシップ」の解説の一部です。
「ガバン級」を含む「ランドシップ」の記事については、「ランドシップ」の概要を参照ください。
- ガバン級のページへのリンク