ガスオーブン
ガスオーブン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 20:01 UTC 版)
庫内に入れた食材を、ガスの燃焼で発生させた熱で加熱する調理器具。和食にはない調理法のためか、日本における利用頻度は欧米などと比べて少なく、製品のバリエーションも少ない。ローストビーフやピザなど焼いたり、ケーキやクッキーが調理できる。 ガス高速オーブン(コンベック) ガスの燃焼熱を利用して加熱するオーブンのうち、庫内の熱気をファンで強制循環させるタイプのものをこう呼ぶ。コンベクションレンジとも言う。熱気が循環するため、庫内の温度ムラがなく、均一な仕上がりが期待できる反面、素材に直接熱風が当たるために表面が乾燥しやすいという欠点がある。2016年時点で市販されている家庭用ガスオーブンは全てこのタイプになっており、以前は販売されていたファンのない単なるガスオーブンは現在製造されていない。ただし業務用機器においては、構造が単純で安価な非コンベクションオーブンも販売が継続している。 コンビネーションレンジ ガス高速オーブンと電子レンジが一体となっているものをこう呼ぶ。名前は似ているが、対流を意味する「コンベクションレンジ」の場合は、ガス高速オーブン単体型を意味するので注意が必要。電子レンジで内部から加熱し、その後オーブンで表面から焼き色をつけるという調理法が可能となる。もちろん、ガス高速オーブン、もしくは電子レンジ単体としての利用も可能だが、オーブンとしての使用直後は、庫内温度が下がるまで電子レンジとして使用できないという欠点がある。
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