カート戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 13:36 UTC 版)
「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」の記事における「カート戦」の解説
第5回から導入される。谷隊長の「乗り込めー!!」との号令とともに攻撃軍は戦車に乗り込む(この間カート戦がスタートするまでの間、たけし軍側の打ち合わせもあり)。そして谷隊長の「行けー!!」のかけ声と、たけし戦車の号砲とともにカート戦がスタートする。攻撃軍とたけし軍が水鉄砲で互いの戦車の的を破く。攻撃軍がたけし戦車の的を破くと攻撃軍の勝利となり、的を破った挑戦者が賞金100万円獲得となる。特別編にて100万円を獲得した挑戦者の使い途などが放送されたこともある。 しかし、軍団による守りが固いうえにたけし戦車の性能は高く、高速で逃げたり、重量を活かした体当たり戦法で挑戦者のカートを弾き飛ばしたりでき、特製のライフル型水鉄砲の性能も高く、攻撃軍はなかなか勝てなかった。たけしはカートの的が破られそうになると、的を身体ごと、あるいは手で覆うなど卑怯な戦法をとる事もあった。 初期は攻撃軍のカートは最大6台で、7人以上生き残ったら1台に2人乗ることになったが、第29回から人数分カートが用意された。それでも足りない場合は1台に2人乗り運転側と攻撃側で分担する。原則たけし戦車1台・たけし軍団戦車5台と戦うが、たけし軍側は操縦役と射撃役の2人から3人が搭乗し、それぞれの役目に専念できるため攻撃軍より有利であった。攻撃軍が残り少ない場合ハンデとしてたけし戦車1台のみで戦ったり、多数残った場合1対1で総当たり戦を行い、ラスト1台でたけし戦車が登場することもあった。なおたけし軍団の大多数が謹慎中の間などは、他の関門を守る軍勢が代わりにカートに乗り込んでいた。末期には、ラッシャー板前がパンツ一丁で段ボール製の戦車ボディーを身に纏った「歩く戦車ラッシャー号」として、攻撃軍に立ち向かったこともある(攻撃を受けると、ヘルメットにつけられた花火が爆発する)。 子供大会などではカートのデザインが攻撃軍スズメバチ型、たけし軍カブトムシ型などに変更された。たけし軍団用の戦車の的は攻撃軍用より若干後ろの位置に設置されていた(スズメバチやカブトムシ、クジラ型戦車の時は双方共同じ位置)。カート戦の模様は上空からの中継だけでなく車載カメラでも撮影されており、この映像も要所で挿入されて最後の戦いを盛り上げた。初期の谷隊長はただ見守ったりアドバイスを送るのみだったが、挑戦者が少ない時はカートに参戦することもあった。 第88回でのリニューアル後、銃は光線銃に変更された。それに伴いカートも新しくなり、光線が的に当たるとカート前部(たけし戦車は後部)が爆発すると同時に、車体に設置された大量のパトライトが点灯するシステムになった。また、谷隊長も毎回カートに参戦するようになった(谷隊長のカートは通常の攻撃軍戦車と同型で赤く塗装され、後部にTANIのロゴがあった)。水鉄砲に比べ運の要素や攻撃の差があまり出なくなったこともあって、100万円獲得者が出やすくなり、攻撃軍の通算8勝のうち6勝は光線銃戦での勝利である。
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