カート型ミニカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:23 UTC 版)
「ミニカー (車両)」の記事における「カート型ミニカー」の解説
公道を走るレーシングカートに類似したいわゆる「公道カート」も本項のミニカーに入る。遊園地にあるゴーカートのエンジンを基準内に合わせ、車体にライトやミラーなど保安部品を取り付けて公道を走れるようにした車両と考えればよい。観光用にレンタルとして貸し出される事が多いが、カート型である為、公道を走るような配慮の元に設計されておらず、事故が多発してカートのみ、被視認性向上部品の設置義務化、夜間被視認性向上灯火器の義務化、座席ベルトの装備義務化、頭部後傾抑止装置の装備義務化、かじ取り衝撃吸収構造の義務化、回転部分の突出を禁止と厳しく規制される事となった。 都心部を中心に、観光客によるカートの公道走行で事故が多発し、これを受けて国土交通省は道路運送車両法の基準改正の検討を始め、2018年4月、以下の道路運送車両の保安基準を改正した。 地上高1m以上の位置に、長さ300mm、幅250mm以上の視認性を高める構造物の装着義務化(使用過程車を含む)(対象は、座席の地上からの高さが500mm 未満のもの(またがり式座席のものは除く)) 構造の最大高さ付近での尾灯の義務化(使用過程車を含む)(対象は、座席の地上からの高さが500mm 未満のもの(またがり式座席のものは除く)) シートベルトの義務化(使用過程車を含む)(またがり式座席のものは除く) ヘッドレストの義務化(使用過程車を除く)(またがり式座席のものは除く) ハンドルのショックアブソーバーの義務化(使用過程車を除く)(バーハンドル式は除く) フェンダー装着の義務化(使用過程車を除く) 上記改正の施行日は2020年4月1日(視認性向上部品、尾灯、2点式または3点式シートベルト)、および2021年4月1日(3点式シートベルト、ヘッドレスト、ハンドルショックアブソーバー、フェンダー)。
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