冠かざぐるま【カンムリカザグルマ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10510号 |
登録年月日 | 2002年 9月 4日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 冠かざぐるま よみ:カンムリカザグルマ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 9月 6日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「祭かざぐるま」にさじ弁黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色に濃赤茶色の底赤が入る中輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや短である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻はかなり深、表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)で基部が濃赤茶(同0709)、裏面の地色は浅緑黄(同2703)で筒部に穏黄ピンク(同1010)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。「祭かざぐるま」と比較して、花弁先端の形が丸いこと、外花弁の裏面の地色が浅緑黄で筒部に穏黄ピンクのぼかしが入ること、花首が短いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「祭かざぐるま」にさじ弁黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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