神峰【カミネ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10988号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | くり | |
登録品種の名称及びその読み | 神峰 よみ:カミネ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 茨城県 | |
品種登録者の住所 | 茨城県水戸市笠原町978番6 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 梅谷隆、佐久間文雄、片桐澄雄、桧山博也 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「人丸」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、きゅう果の形がやや方球、果実の大きさがかなり大、果皮の色が暗褐の育成地(茨城県西茨城郡岩間町)では9月中旬に成熟する早生種である。樹姿は中間、樹の大きさはやや大、樹勢はやや強である。枝梢の長さ及び太さは中、色はやや赤褐、皮目の形は円、大きさは中である。葉身の形は狭楕円状鋭尖形、上部の形はのぎ形、基部の形は鋭形、鋸歯の形はやや針状、葉の大きさはやや小、毛じの多少は少、葉柄の長さはやや短、葉柄率は中、雄花穂の姿勢は中間である。きゅう果の形はやや方球、大きさは大、きゅう肉の厚さはやや厚、きゅう梗の長さはやや長、太さはやや太、とげの長さはやや長、密度はやや密である。側果側面の形は扁円、横面の形はやや尖円、中果側面の形は扁円、横面及び底面の形はてい形、果実の大きさはかなり大、果皮の色は暗褐、座の大きさはやや大、接線の形はやや波、果皮の毛じの多少は中である。果肉の色は黄、肉質はやや粘質、甘味はやや多である。開花期はやや早、成熟期は早で育成地においては9月中旬である。双子果の多少はやや多、裂果の多少は多、果皮の剥皮及び蒸ぐりの渋皮剥皮の難易は中である。「丹沢」及び「人丸」と比較して、きゅう果が大きいこと、側果側面が扁円であること、果実が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に茨城県園芸試験場(現茨城県農業総合センター園芸研究所、西茨城郡岩間町)において、「人丸」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「つくば大実」であった。 |
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