カニ25形 (1・2)
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「国鉄24系客車」の記事における「カニ25形 (1・2)」の解説
20系客車の分割・併合時電源車として九州内で活躍したマヤ20形の後釜的存在である改造電源荷物車。1975年3月10日の山陽新幹線博多開業による白紙ダイヤ改正により関西 - 九州間の寝台特急列車が大幅に整理されたが、「あかつき」は前述する14系寝台車の製造中止による両数不足に伴い、改正後も24系25形による運用が1往復継続された。しかし、この運用は新大阪 - 鳥栖間において「明星(熊本行き・基本編成)・あかつき(長崎行き・付属編成)」の併結運用だったため、付属編成である「あかつき」は鳥栖 - 長崎間でサービス電源を失った。そのため、分割・併合時の電源車として、20系電源車の中でも荷物搭載量が少なく運用が限定されていたカニ22形を、1975年に小倉工場(現・小倉総合車両センター)で改造の上、24系に編入した。改造では20系時代に撤去されていたパンタグラフ跡に通風器を設置、発電機の出力電圧はコイルの巻換えにより600 Vから440 Vへ変更されている。
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カニ25形
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「国鉄24系客車#改造車」も参照 1975年3月10日のダイヤ改正で、「あかつき」は3往復中1往復が24系客車により新大阪 - 長崎・佐世保で運転されることになった。そのため付属編成を分割した際に電源車が必要となることから、小倉工場でカニ22形から2両がカニ25形に改造された。改造内容を以下に示す。 発電機の巻線巻き替えにより三相交流供給電圧を600V→440Vに変更。 ジャンパ連結器を24系対応品に交換。 ブレーキを24系のCL自動空気ブレーキに変更。 屋上パンタグラフ跡にベンチレーター(通風器)を追加。 車両番号標記をペンキ塗りとした。 長崎客貨車区に配置されたが、2が1978年4月20日に廃車。1978年10月のダイヤ改正で24系の分割運用は消滅したため、1は向日町運転所に転属し「彗星」・「明星」などで運用されたが、1984年9月29日に廃車された。 カニ22 53・2→カニ25 1・2
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