オーダー・コフィン・カンパニー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 09:39 UTC 版)
「BLACK BLOOD BROTHERS」の記事における「オーダー・コフィン・カンパニー」の解説
通称カンパニー。「人間と吸血鬼の共存」という理念の下、特区の秩序を保つために設立された組織。会長の尾根崎ミタカ、元吸血鬼ハンターの張雷考、香港聖戦で活躍した陣内ショウゴや神父をはじめとした吸血鬼のスペシャリストで構成される。特区の中枢であり、事実上特区を支配しているといえる組織。主な部署は、吸血鬼とのトラブルを交渉で解決する調停部や、吸血鬼の暴走やテロに対抗する鎮圧チーム、特区内外での情報の操作や規制、隠蔽などを行う情報部など。 一般的に人間の間では(特区内を含めて)「吸血鬼はほぼ絶滅した」とされているため、表向きは「霊園管理会社」を名乗っている(実際に墓地の管理もしている)。調停部がある第五地区の事務所が窓口となっているが、本部は新市街のオフィスビル街に存在している。 CEO連合(マネー・キャビネット)と呼ばれる主にイギリスの企業で構成された組合と、「マリーン・バンク」などの協定血族が運営する企業がスポンサーとして出資しており、調停や鎮圧によって収入を得ている訳では無い。 調停員(コンプロマイザー) カンパニー調停部に所属し、人間と吸血鬼、または吸血鬼間のトラブル処理を担う職員。人間と吸血鬼の共存を理念とするカンパニーの象徴的な存在であると同時に、吸血鬼と接触するという性質上、鎮圧チームと並んでカンパニーの中で最も危険に晒される存在でもあり、調停員の中には「クローザー」と呼ばれる護衛を個人的に雇っている者もいる。 鎮圧チーム 対吸血鬼を想定した武装チーム。吸血鬼に対する武力制圧の必要が生じた際に出動する。銀弾頭(シルバーチップ)の弾丸や太陽灯(ライト)、ガーリック・ガス、視経侵攻避けのバイザーなど、吸血鬼の弱点となる武器を装備している。実戦経験は豊富であり、弱小血族やアンダー・イヤーなどにとっては驚異的な存在であるが、古血に対抗することは難しい。 情報部 吸血鬼に関する情報収集、および吸血鬼が係わる事件に関する情報操作や隠蔽を行う部署。「吸血鬼の存在を明るみに出さないこと」は、特区の存続において最も重要な事柄の1つであり、そのための情報規制を行う情報部はカンパニーの部署の中で最も規模が大きい。
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