オークランド諸島海難史とは? わかりやすく解説

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オークランド諸島海難史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 04:38 UTC 版)

オークランド諸島」の記事における「オークランド諸島海難史」の解説

オークランド諸島沿岸は岩がちであるため、数多くの船が損害被った1864年1月3日には、トーマス・マズグレイブ船長Thomas Musgrave (castaway))のスクーナー船グラフトン号(Grafton (ship))がオークランド諸島のカーンリー・ハーバーで難破した漂流ののちに生還したマズグレイブ船長は、Castaway on the Auckland Isles を著している。 1866年5月14日オークランド島西海岸発生した米国バーク船帆船)ジェネラル・グラント号(General Grant (ship))の遭難は、ニュージーランドで最も有名な海難事故とされる。ジェネラル・グラント号には金塊積まれていたと伝えられており、これまで幾度となく積荷引き揚げ試みられてきたが、すべて失敗している。 20世紀入ってからも海難事故絶えず、1907年にはディサポイントメント島近海でダンドナルド号(Dundonald)が遭難した28人の乗組員のうち、船から退避できたのは17であったが、1名はディサポイントメント島の上時に崖から転落して行方不明となり、1名 (一等航海士, Jabez Peters)が島での生活中に死亡した15名の生存者たちは、7か月後にディサポイントメント島訪れた科学調査隊によって救出されている。 諸島近海での海難事故絶えないことから、漂流者向けの緊急避難倉庫設立要望1868年上がったニュージーランド当局1887年以来北部のポート・ロス、東海岸中部ノーマン入り江南部のカーンリー・ハーバーの3か所に倉庫Castaway depot)を建設し維持している。このほか倉庫よりも小規模な補給施設避難倉庫に向かうためのボートを含む)も建設されている。また島の周囲には40か所のポスト道標)が立てられ若干補給品の提供も行われている。

※この「オークランド諸島海難史」の解説は、「オークランド諸島」の解説の一部です。
「オークランド諸島海難史」を含む「オークランド諸島」の記事については、「オークランド諸島」の概要を参照ください。

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