オリンピックでの存続に向けて大幅な改革へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 10:03 UTC 版)
「アマチュアレスリング」の記事における「オリンピックでの存続に向けて大幅な改革へ」の解説
これに対してFILAでは、2013年2月にプーケット(タイ)で開いた理事会で、ラファエル・マルティニティー会長(スイス)への信任投票を実施。上記の除外決定を背景に、不信任票が信任票を1票差で上回ったため、マルティニティーを会長職から事実上解任することを決定した。さらに、同年5月の会長選挙までの暫定措置として、ネナド・ラロビッチ理事(ロシア)を会長代行に選出。2020年夏季オリンピックの開催都市および、「中核競技外」の競技から同オリンピックでの追加競技(1競技)を決める2013年9月8日のIOC総会(後述)を目標に、レスリングのオリンピック競技存続に向けた活動を開始した。 ラロビッチは、2020年夏季オリンピックでレスリング競技を存続させるための条件として、性別・スタイルごとに異なっていた体重区分の階級数を6階級へ統一することをIOCに提案した。また、FILAでは、2013年5月にモスクワで臨時総会を開催。ラロビッチの会長就任とともに、以下の内容を含む憲章改正・ルール改正案を正式に決定した。さらに、改正の対象になった競技ルールについては、総会開催日の5月19日から新ルールを即時採用。攻撃権の抽選制度については、「抽選で攻撃権を得た選手が有利になることが多く、競技としての公正さを欠く」との指摘を踏まえたうえで、2014年から廃止されることになった。 「他の競技団体に比べて女性の役員が少ない」というIOCからの指摘を基に、従来2名だったFILAの女性理事を3名に増員。2014年9月の総会で予定されている役員改選では、初めて女性の副会長を選出する。 試合方式を「1ピリオド3分×2ピリオド」に改めるとともに、2ピリオドでの合計ポイントで勝敗を決定する。 テクニカルフォールを実施する点差を、フリースタイルで10点差、グレコローマンで7点差に改める。
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