オリンピックでの失敗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 06:46 UTC 版)
「リンゼイ・ジャコベリス」の記事における「オリンピックでの失敗」の解説
2006年2月17日のトリノオリンピック女子スノーボードクロス決勝には、ターニャ・フリーデン(スイス)、ドミニク・マルテ(カナダ)、マエル・リッカー(カナダ)、リンゼイ・ジャコベリス(アメリカ)の4人が出場。レースは序盤からジャコベリスが他の選手をリードしながら展開。レース途中ではカナダの2人の選手が転倒し、ジャコベリスとフリーデンの2人の金メダル争いとなった。ジャコベリスはゴールまであと140フィート(43メートル)を残して、2位のターニャ・フリーデンに3秒リードしていた。しかし、ゴール目前のキッカーを超える際にグラブトリックを試み、その際にボードの端から着地してしまって転倒。すぐに体勢を立て直してコースに復帰したものの、後ろから追走していたフリーデンに追い抜かれて銀メダルに終わった。 テレビで放送されたインタビューでは、グラブトリックは安定性を保つためだったと主張していたものの、後に必要のない行為だったことを認めた。 汚名返上をかけて2010年バンクーバーオリンピックに出場するも5位に終わった。さらに3度目の挑戦となった2014年ソチオリンピックでは、準決勝の第2レースで2位以下に大差をつけて先頭を滑走していたが、ゴールまでもう少しのところでバランスを崩して転倒し決勝進出はならず7位に終った。2018年平昌オリンピックは、決勝まで進むも4位に終わってメダル獲得とはならなかった。悲劇となったトリノオリンピック以降のオリンピック大会では、金メダルどころかメダルさえ獲得できない結果が続いた。
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