オムニボックス
オムニボックスとは、Googleが提供するWebブラウザ「Google Chrome」で採用されている、アドレスバーと検索ボックスの機能が統合された入力エリアの呼び名である。
オムニボックスは、一般的なアドレスバーと同様に、現在表示しているWebページのURLを表示したり、URLを直接入力してWebページにアクセスしたりすることができる。加えて、検索キーワードをオムニボックスに直接入力すれば、既定の検索エンジンでWeb検索を行うことができる。
アドレスバー
アドレスバー(英: address bar)は、GUIベースのウェブブラウザで使われるウィジェットのひとつで、現在(またはこれから)閲覧中のURL、ウェブページのアドレス、ローカルなファイルのパス名など、ブラウザが表示中(またはユーザーが表示させたい)ページのアドレスを表示する。ロケーションバー (location bar)、URLバー (URL bar) 、Google Chromeではオムニボックス(omnibox)とも。新たなページを見るには、アドレスバーにそのURLを入力し、Enterキーを押下すればよい。類似の機能は Windows Explorer 等のファイラー(広義のファイルマネージャ)にも見受けられる。
多くのブラウザでは、URLは自動補完できる。このとき類似のURLを閲覧履歴から探して表示する場合とショートカットキーでURL自動補完させる場合がある。
機能と特徴
- ブラウザによってはFavicon(ウェブサイトを表す小さなアイコン)を使っているウェブサイトでは、アドレスバーにもその小さなアイコンが表示される。
- ブラウザによっては、アドレスバーでそのウェブページのセキュリティ状態を示すことがある。色を変えたり、南京錠形のアイコンを表示し、暗号化されていることや信用度を表す。
- Safariでは(オプションでOperaでも)、アドレスバーがプログレスバーの役割も果たし、そのページのコンテンツをどれだけロードしたかを示す。
- フィード検出機能を持つ場合もある。通常、RSSアイコン "" で示す。
- Mozilla Firefox の拡張機能を使うと、ウィキなどの編集可能ページにユニバーサル・エディット・ボタン "" を表示できる。
- Opera はウィジェットエンジンとしても機能し、ウィジェットを公開しているページでは特別なアイコン "" を表示する。
- Google Chrome では、アドレスバー (Omnibox)は検索プラグインバーの機能も持っていて、入力中にインクリメンタルサーチ結果を表示したりできる。Firefox にもそのような機能を追加できるアドオンがある[1]。
- クイック検索が可能なブラウザもあり、検索語をアドレスの代わりに入力できる。さらにキーワード機能と呼ばれる機能で、特定のサイトに特定の単語で即座に飛べるものもある。例えば、"w" というキーワードをWikipediaの検索ボックスに関連付けておくと、"w cake" と入力すれば Wikipedia の "cake" という項目を即座に表示できる。
実装例
以下に、Mozilla Firefox のアドレスバー(スマートロケーションバー)[2]を示す。
脚注・出典
- ^ Omnibox addon
- ^ “Firefox ブラウザの機能と特長 — より速く、安全に、カスタマイズ自由に”. 2014年3月27日閲覧。
- ^ (英語版ウィキペディア:en:Address bar)
- ^ https://www.paypal.com/
外部リンク
関連項目
- オムニボックスのページへのリンク