オタスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > オタスの意味・解説 

オタス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/21 18:09 UTC 版)

オタスとは樺太敷香郡敷香町(現・ポロナイスク)にあった先住民集落幌内川と敷香川に分れる三角州砂丘地に位置し、敷香市街とは敷香川によって隔てられ、島のような地形となっていた。オタスの杜(オタスのもり)ともいう。昭和初期に先住民指定居住地となり、樺太原住民族であるオロッコ(ウィルタ)、ギリヤーク(ニヴフ)、サンダー(ウリチ)、キーリン(エヴェンキ)、ヤクートの5民族が集められた。


注釈

  1. ^ 林芙美子『愉快なる地図-台湾・樺太・パリへ』(中央公論新社、2022年4月)収載。
  2. ^ 1920年大正9年)の尼港事件ののち、日本政府はサガレン州派遣軍を派遣し、北樺太を占領して樺太全島を支配した。1925年、日ソ両国は日ソ基本条約を結んで国交を樹立し、北緯50度以北の樺太をソ連に返還した。
  3. ^ 1930年の統計では、ウィルタ304名、ニヴフ109名であった[1]
  4. ^ アイヌも1931年12月までは戸籍上は樺太土人として内地人と区別されていた。

出典

  1. ^ a b c d e f 天野(2017)pp.26-32
  2. ^ a b 真野森作. “あの人気漫画の舞台「樺太」の戦前、戦中、そして戦後”. 政治プレミア. 毎日新聞. 2022年7月15日閲覧。
  3. ^ a b c 平山(2018)p.167
  4. ^ 朝日新聞. “ふるさとは樺太 サハリン残留日本人の今(4) 先住民の苦難”. アイヌ民族関連報道クリップ. 2022年7月15日閲覧。


「オタス」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オタス」の関連用語

オタスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オタスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオタス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS