オゾンホールとは? わかりやすく解説

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オゾンホール

オゾンホールの存続が過去最高に

南極のオゾンホールは、毎年8月ごろ発達し12月中旬ごろに消滅するのが普通ですが、1999年は、12月下旬まで持続し観測史上最も遅い記録となりました気象庁分析によると、1999年8月中旬ごろから発達し9月最盛期迎えてその大きさは約2,500km2達しました。これは観測史3番目の大きさで、南極大陸の約1.8倍に相当しますその後徐々に縮小をはじめ、12月14日にはいったん消滅しましたが、3日後の17日に再び出現し最後に消滅したのは、結局12月26日でした。過去にも復活したケースありましたが、数日間消滅するのが通例で、このように10日間も続くのは初めてのケースでした。

アメリカの観測衛星「TOMS」がとらえた1999年9月15日のオゾンホール(左)とオゾンホールがいったん消滅した12月14日の画像(右)
アメリカ観測衛星TOMS」がとらえた1999年9月15日のオゾンホール(左)とオゾンホールがいったん消滅した12月14日画像(右)

オゾンの薄い大気が流れこんだのが原因か

オゾン層は、有害な紫外線から地上生物を守る働きをしていますが、フロン分解でできる塩素などによって破壊され、それが大きなとなってオゾンホールとなります。このオゾン層の破壊は、温度密接な関係があるといわれ、南極上空気温低下しはじめると出現し気温上昇する消滅する傾向ありますフロンによってオゾン層の破壊量が多ければ、それが気温低下させて、さらにオゾン層の破壊促進するともいわれています。また、地球温暖化すると成層圏温度反対に低くなり、これがオゾン層回復をおそくするという説もあります1999年は、これに加え対流圏からオゾンの薄い大気成層圏にたくさん流れこんだことにより消滅次期遅れたではないか考えられています。





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