エマニュエル
1.学習・師事歴
フランスに生まれたエマニュエルは、母親から美術を教わった。1880年にパリ音楽院に入学し、ソルフェージュをサヴァールに、和声をデュボワに、音楽史をブルゴー-デュクドレに、作曲をドリーブに師事。しかし、独自の音楽に対する考え方(2.作風。手法を参照)からローマ賞への参加権を得られなかった。そこでエマニュエルは、ギローに個人的な指導を受け、ドビュッシーとも親交をもつようになった。
2.作風・手法
ブルゴーニュで民謡に関心を示した。また、教会堂を頻繁に訪ねたことにより、典礼からも刺激を受けた。エマニュエルの作品では、この2つの要素が重要な位置を占めているといえる。リズムの「自由さ」の追究やフリギア旋法の使用等が受け容れられず、ローマ賞の選考に参加することはできなかった。
過大に自己批判をするエマニュエルは、70曲余りの曲を作曲したものの、その内の30曲ほどしか残していない。
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