愛媛農試FL1号【エヒメノウシエフエルイチゴウ】(草花類)
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登録番号 | 第15101号 |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 愛媛農試FL1号 よみ:エヒメノウシエフエルイチゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 愛媛県 | |
品種登録者の住所 | 愛媛県松山市一番町4丁目4番地2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 栗坂信之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、シンテッポウユリ「雷山2号」にアジアティック系「ネロネ」を交配して育成されたものであり、花はやや小輪の濃紫赤色で切花向きの品種である。草丈は長、茎のアントシアニンの着色の有無は無である。葉全体の形は長楕円形、葉数は少、葉序は螺生、葉の着生角度は上向き、葉長は長、葉幅は中、光沢は有である。花序は散形花序、つぼみの形はⅣ型、花数はやや少、花全体の形はⅠ型、花径はやや小、花の着生角度は斜上である。外花被の長さはやや長、幅はやや狭、花被の表面及び裏面の主な色は濃紫赤(JHS カラーチャート9709)、表面の色のタイプは単色、花被の色の分布は基部に向かって薄い、内花被の斑点の有無は無、内花被の形はⅡ型、外花被の形はⅢ型、花被の乳頭状突起の有無は無、内花被の外反部の位置は全体、外反の程度は極弱、外花被の外反部の位置は全体、外反の程度は弱である。花粉の色は黄、開花の早晩性はやや早である。「マース」と比較して、花被の表面の主な色が濃紫赤であること、内花被の外反の程度が弱いこと等で、「ネロネ」と比較して、つぼみの形がⅣ型であること、花被の乳頭状突起が無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に愛媛県農業試験場(松山市)において、シンテッポウユリ「雷山2号」にアジアティック系「ネロネ」を花柱切断受粉法により交配し、胚珠培養を行い、その個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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