Colletotrichum orbiculare(ウリ科炭疽病菌)
Colletotrichum orbiculare (Berk. & Mont.) Arx [= C. lagenarium (Pass.) Ell. & Halst.]
分類:不完全菌門,分生子果不完全菌綱
日本全国に広く分布。スイカ,トウガン,キュウリなどウリ科植物に炭疽(たんそ)病を引き起こす。葉表面に分生子層を作り,内部の分生子を飛散して蔓延する。有性世代はGlomerella cingulata var. orbicularisと報告されたが,正式記載なし。
性状(機能):植物病原菌
形態: 有性世代:不明 無性世代:分生子層は剛毛を伴い,内部に無色~淡黄色,円筒形~楕円形,先端部は鈍頭,大きさ14-15×4.5-6μ,単胞の分生子を形成する。付着器は褐色,長棍棒形~わずかに不整形,大きさ9-10×5-6μ。培地上では菌核を多数散在する。 | ||
分生子層 | 分生子 |
標本番号 | 菌種 | 宿主和名 | 宿主学名 | 症状 | 採集地 | 採集年月日 | 採集者 |
114-1-59 | Colletotrichum orbiculare | スイカ | Citrullus lanatus | 炭疽病 | 福岡県粕内郡和白 | 1931.7.29 | 河村栄吉 |
114-1-60 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 福岡県 | 1936.9.8 | 〃 |
114-1-17 | 〃 | トウガン(カモウリ) | Benincasa cerifera | 〃 | 東京高等農学校 | 1938.12.18 | 園孝次郎 |
244-1-129 | 〃 | キュウリ | Cucumis sativus | 〃 | 軍糧城 | 1942.8.19 |
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