ウィリアムズ・FW22とは? わかりやすく解説

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ウィリアムズ・FW22

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 07:14 UTC 版)

ウィリアムズ・FW22
カテゴリー F1
コンストラクター ウィリアムズ
デザイナー パトリック・ヘッド(テクニカルディレクター)
ギャビン・フィッシャー(チーフデザイナー)
ジェフ・ウィリス (チーフエアロダイナミシスト)
先代 ウィリアムズ・FW21
後継 ウィリアムズ・FW23
主要諸元
シャシー カーボンファイバー モノコック
サスペンション(前) ウィリアムズ ダブルウィッシュボーン, トーションバー, プッシュロッド
サスペンション(後) ウィリアムズ ダブルウィッシュボーン, コイルスプリング, プッシュロッド
エンジン BMW E41 2998 cc V10 (72度) 自然吸気
トランスミッション ウィリアムズ製 7速 縦置き セミAT シーケンシャル
燃料 ペトロブラス
タイヤ ブリヂストン
主要成績
チーム BMW ウィリアムズ F1チーム
ドライバー 9. ラルフ・シューマッハ
10. ジェンソン・バトン
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 2000年オーストラリアグランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
17 0 0 0
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ウィリアムズ・FW22 (Williams FW22) は、ウィリアムズF12000年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラカー。デザイナーはパトリック・ヘッドギャビン・フィッシャージェフ・ウィリス

FW22

ルノーエンジンとの提携(1989年〜1997年)に続いて、ウィリアムズはBMWとこの年からの長期契約を結び、マシンにBMW製V型10気筒エンジンを搭載することになった。このF1での提携の前にもウィリアムズとBMWはスポーツプロトタイプのBMW V12 LMを共同開発し、1999年のル・マン24時間レースで総合優勝するという実績を持っていた。BMWと縁の深い元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが両者の仲介役としてF1の現場に復帰した。ジョイント初年度ということでシャーシ・エンジンともに信頼性が重視され、FW22はコンサバティブに仕上げられた。

シーズン中に空力面でのモデファイも重ねられ、モナコGPよりサイドポンツーン上にミニウィングを装着。このパーツはダウンフォース発生以外にリアタイヤ付近の整流効果も兼ねており、ダウンフォースの重要度が低い高速コースでも使用されるようになった。また、マクラーレンが開発し実戦投入した煙突型の排熱ダクト(チムニーダクト)をコピーし導入した。

マシンカラーはBMWワークスに合わせた白と紺を基調とし、スポンサーロゴもカラースキームに統一する配慮をみせた。

2000年シーズン

ドライバーはチーム在籍2年目のラルフ・シューマッハと、F1ルーキーのジェンソン・バトン。シューマッハはシーズンで3回の表彰台(いずれも3位)を獲得、バトンも新人らしからぬ安定感で6度の入賞(最高位は4位)を果たし、FW22はコンストラクターズ・ランキング3位を獲得した。

スペック

シャーシ

エンジン

  • エンジン名 BMW E41
  • 気筒数・角度 V型10気筒・72度
  • 排気量 2,998cc
  • 燃料・潤滑油 ペトロブラス

記録

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント ランキング
AUS
BRA
SMR
GBR
EUR
ESP
MON
CAN
FRA
AUT
GER
HUN
BEL
ITA
USA
JPN
MAL
2000 9 シューマッハ 3 5 Ret 4 4 Ret Ret 14 5 Ret 7 5 3 3 Ret Ret Ret 36 3位
10 バトン Ret 6 Ret 5 17 10 Ret 11 8 5 4 9 5 Ret Ret 5 Ret



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