アンベール‐じょう〔‐ジヤウ〕【アンベール城】
アンベール城
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 13:13 UTC 版)
座標: 北緯26度59分07秒 東経75度51分05秒 / 北緯26.985265度 東経75.851369度




アンベール城(英語: Amber Fort ヒンディー語: आमेर क़िला)は、インドのラージャスターン州、ジャイプルの郊外の北東11kmの城郭都市アンベールにある宮殿。宮殿後ろの山上にジャイガル城砦あり、隠れた通路でつながっている。 ヒンディー語では「アーメール(Amer)」と発音するので、アンベール(Amber)という発音は間違いである。
歴史
アンベールは、ラージプートのカチワーハー家の王国・アンベール王国の首都であった。ムガル帝国の第3代君主アクバル1世は、1562年にアンベール王の娘と結婚してアンベール王国と同盟したのを皮切りに、アンベールをはじめとするラージプートの王侯を次々に連合して傘下に加えていった。
1592年から、もともと城砦があった所にラージャ・マーン・シングによる大規模な築城が始められた。
1727年、アンベール王ジャイ・シング2世はアンベールから自らの名を冠したジャイプルへと遷都するまで、改築が続けられた。
かつては城主などに限られていたが、現在は観光客が象に乗って城のある丘まで登ることができる。
世界遺産
2013年、「ラージャスターンの丘陵城塞群」として世界文化遺産に登録。


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太陽門
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月の門
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ライオン門
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ガネーシャ門
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ディーワーネ・アーム(一般謁見の間)
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ディーワーネ・アーム内部の装飾
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ディーワーネ・アーム一般謁見殿
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ディーワーニー・カース(貴賓謁見殿)
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鏡の装飾が施されている。
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勝利の間(鏡の間)
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モンスーン庭園(中庭)
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ケサール・カヤーリー・バーグ水上庭園
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人工湖のマオタ湖
関連項目
アンベール城
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「ラージャスターンの丘陵城塞群」の記事における「アンベール城」の解説
アンベール城 (Amber Fort, ID247rev-005) はラージャスターン州の州都ジャイプルの北東11 km に位置する城塞で、アンベールがアンベール王国の首都だった16世紀に建設が始まった。その後の改築は100年以上に及ぶ。鏡の装飾が美しい「鏡の間」や庭園の設計には幾何学模様が見られ、ムガル帝国傘下の時代におけるイスラーム建築の影響も指摘される。ガネーシャ門(ガネーシャ・ポール)は「世界で最も美しい門」という評価もある。 構成資産に含まれた理由は、「ラージプート=ムガル宮廷様式」(Rajput-Mughal court style) の盛期を代表する建築物という点などである。世界遺産登録面積は30 ha、緩衝地域は 498 ha である。なお、このアンベール城を見下ろす山上にジャイ・シング2世が1726年に建設したジャイガール城(英語版)(ジャイガル要塞)が残るが、これを世界遺産に含めるかどうかをめぐり、第37回世界遺産委員会では議論になった(後述)。 アンベール城遠景 城壁 鏡の間(勝利の間) ガネーシャ門 庭園
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