アルティメット・ライン廃止、主流世界との統合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 12:41 UTC 版)
「マイルズ・モラレス」の記事における「アルティメット・ライン廃止、主流世界との統合」の解説
2015年の『シークレット・ウォーズ』クロスオーバーイベントにおいてアルティメット・マーベル宇宙と主流のアース616宇宙はどちらも破壊された。マイルズはヴィラン結社カバル(英語版)が建造した脱出船に便乗して世界の崩壊を生き延びる。8年にわたる眠りの後に、並行世界を寄せ集めて作られた惑星バトルワールドで目覚めたマイルズは、アース616版ピーター・パーカーをはじめとする主流マーベル世界の生存者たちと再会する。ヒーローたちは神君を名乗って惑星を支配するドクター・ドゥームと戦う。最終的にアース616宇宙が復元されるとき、物語のキーパーソンだったモレキュールマン(英語版)はかつて好意を受けたマイルズへの返礼としてモラレス一家を新しい宇宙に移し、死んでいた母親も生き返らせた。後に明らかになるが、このとき叔父アーロンも生き返っており、マイルズのヒーロー活動についての記憶を持ったままアイアンスパイダーというヴィランになる。新しい宇宙に共存することとなったマイルズとピーターはスパイダーマンの名を分かち合うことにする。マイルズは後に2016年のシリーズ『オールニュー・オールディファレント・アベンジャーズ』でアベンジャーズの一員となる。 設定再編後のマイルズと家族は当初アルティメット世界の出自を記憶していないが、マイルズはやがて元の世界での経験をリオの「死」に至るまで知らされることになる。ジェファーソンはマイルズのヒーロー活動について知っているがリオは気づいておらず、S.H.I.E.L.D.も認識していない。ただしリオは最終的に真実を突き止める。4代目Ms.マーベルことカマラ・カーンや、マイルズやガンケの同級生で元X-メンのファビオ・メディーナ(英語版)のようにマイルズの正体を知っているスーパーヒーロー仲間は増えていく。後に10代のヒーローであるボムシェルも友人グループに加わる。マイルズは自分の秘密を知らない同級生のバーバラ・ロドリゲスと付き合い始め、「初めてできた本気のガールフレンド」と呼ぶ。2016〜2017年のクロスオーバー「シビル・ウォーII」では中心人物の一人となる。その後マイルズはほかの若手ヒーローと組んでヒーローチームのチャンピオンズ(英語版)を復活させ、同名の月刊シリーズで活躍する。 2019年のストーリーで、ジェファーソンはマイルズが母方の姓を名乗っている理由を語って聞かせる。ジェファーソンは自身の「いい人だったとは言えない」父親から肉体的虐待を受けており、その姓を受け継がせないことでマイルズに「まっさらな人生」を歩んで欲しかったのだという。
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