アメリカ軍における配備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 11:48 UTC 版)
「M4カービン」の記事における「アメリカ軍における配備」の解説
M4とM4A1はアメリカ陸軍、海兵隊、空軍の正式な主力小銃として採用されている。また、軍に残存しているM3サブマシンガン(これは主にM1戦車乗員の自衛用に装備されている)もM4に置き換えられる予定だという。M4はアッパーレシーバー上部にピカティニー・レールを介して装着するキャリングハンドルを備え、キャリングハンドルを光学照準器に置き換えることが出来る。ハンドガードはナイツアーマメント社 (KAC) のM4RASに交換可能でなおかつM4RASもピカティニー・レールを備え、こちらはAN/PEQ-15をはじめとする複合レーザーサイトモジュールを装着できる。また、細かな仕様変更としてフロントサイトにサイドスリングマウントが増設されている。 射撃障害が多かったアルミ製の従来の弾倉に代わり新しくマグプル社の樹脂製PMAG gen3弾倉の導入を決定した。現在、政府は全てのM4をヘビーバレル化、フルオート化、アンビセレクター化することを目指しておりヘビーバレルの製造をコルト社に、アンビセレクターの製造をManufacturing Support Industries社とOG Technologies社に依頼した。 なおアメリカ軍では、2013年からM4A1調達契約をコルト社より54%も安い金額を提示して落札したFNハースタル社からの購入に切り替え、2020年にもFNハースタル社が再度契約を獲得した。 余談としてRASハンドガードは、コルト社の「モデル925」をM4E2の制式名称で試験した際に装着していたハンドガードを量産したものであり、モデル925自体は廃盤になっている。
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