アニメ版の制作
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「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」の記事における「アニメ版の制作」の解説
アスミック・エースプロデューサーの青井宏之は2014年、『planetarian』アニメ化のためビジュアルアーツを訪れた。青井はネットインフラの整った今こそ、 キネティックノベルの第1弾としてダウンロード販売された『planetarian』が2004年当時に試みた「いつでもどこでも視聴できる」環境が実現できるのではという思いと、作品の持つ普遍性、ロボットと人間の交流というテーマ性、今も作品を愛し続けてくれるファンに向けて何かできないかという思いで、プロジェクトをスタートさせたと言う。 アニメーション制作には、原作に対して最大のリスペクトを持って制作に臨んでくれる会社ということで、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズなどの制作でも知られるdavid productionに依頼したという。 監督の津田尚克は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのディレクターを務めているため、青井は当初監督として想定していなかったという。津田はdavidの社員演出として会社の企画会議に参加した際に、同社のプロデューサー陣が『planetarian』の監督について検討していたため、津田はKeyタイトル好きとして後悔したくないという思いから「オレがやる!」と手を上げて担当することになったと言う。 映像化に際し、津田はテレビシリーズとは異なり映画的なアプローチに工夫が必要と考え、そこを調整するためにヤスカワショウゴと共同で自身がシナリオを書き、音響監督も山口貴之とともに担当している(劇場版のエンドクレジットでは津田の単独表記)。ヤスカワと山口の人選については、津田いわく『泣きのメンタルに共感しやすい人を選んだ』とのこと。 地上波放送でのテレビアニメとしての放送については、元の作品が小品であり放送時間が短いことと、また重要なキャラクターである「屑屋」の名が放送禁止用語にあたり自主規制を余儀なくされることから、アニメ化の企画段階での討議により、Web配信版と劇場版の2本立てで展開することとなった。
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