アスティリア【アスティリア】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6307号 |
登録年月日 | 1998年 3月 18日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | アスティリア よみ:アスティリア |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 4月 18日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社第一園芸プランテック | |
品種登録者の住所 | 東京都渋谷区渋谷一丁目1番4号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 是枝一春 松本安 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有のアジアティック系の育成系統どうしを交配して育成されたものであり,花は明橙色のスカシユリ型で,やや小輪の切り花向き品種である。 草丈は50~74㎝,茎の直径は5.0~9.9㎜,上部及び中部の色は淡緑,下部の色は淡褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は5㎜未満,止葉下は5~9㎜である。葉序は3/8,葉の全体の形は狭披針形,ねじれは有,葉幅は5~9㎜,葉長は9~11㎝,光沢は有,数は中,着生角度は60~89゚である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは15~29゚,花房の形状は総状花序,全体の形はスカシユリ型である。花径は90~119㎜,内花被の幅は30~39㎜,長さは6~8㎝,外花被の幅は20~29㎜,長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部は浅橙(JHS カラーチャート1602),地色,中肋部,縁部及び裏面は明橙(同1604)である。内花被1枚の斑点の数は10~19,外花被は1~9,つぼみの色は浅橙黄(同2203),内花被の形はⅤ型,外花被の形はⅣ型,内花被の先端の形状はⅢ型,反転の程度はⅨ型,外花被の先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅧ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は有である。花糸の色はオレンジ,花粉の色は赤褐,第1花梗の長さは30~59㎜,花梗の太さは細,色は緑,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは30~59゚,1花茎の花数は中,花の香りは無,開花期は中である。 「明錦」と比較して,葉幅が狭いこと,花房の形状が総状花序であること,花径が小さいこと,花弁の地色が明橙であること,内花被及び外花被1枚の斑点の数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者のほ場(静岡県駿東郡小山町)において,出願者所有のアジアティック系の育成系統どうしを交配し,平成2年にその実生の開花株の中から選抜,以後,組織培養,分球及び鱗片繁殖で増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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